空き家問題勉強会 | 好きこそ最高!新谷ひでおブログ

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2月19日(月)、高知市役所3Fにて、「空き家問題勉強会」を開催され、参加させてもらいました。
 
高知市議会の横山公大議員が呼びかけてくださって、参加をさせてもらいました。
 

 
講師は、空き家活用株式会社の代表、和田貴光さん
 
元不動産業をしていましたが、空き家問題を解決へと会社を立ち上げ、空き家活用で全国で活躍されているそうです。
 
 
こういう先生のお話は、少し硬くなる感じがだいたいの常ですが、最初の一言目が
「大阪から来たとろサーモンの久保田です」
っていうのには正直、土肝を抜かれました。一気に好きになりました(笑)
 
さておき…
 
空き家問題というのは、一見、個人の問題と捉えがちですが、和田さんのお話では、地域全体の問題として考えてほしいとのこと。
 
 
現在、日本には約6240万戸があって、そのうち849万戸が空き家。
その849万戸のうち、流通する(貸したり売ったりできる)モノが約500万戸。
未流通の空き家が349万戸ある。
そのうちの6.7%の(1割もない)23万戸が管理不全や住めない、使えない空き家で、それ以外はほぼほぼ流通できる状態にある!のに流通してないということ。

そして、この現在850万個ほどの空き家は、10年後2033年には、2000万戸になる!!という計算も出ているとのことです。
 
 
これからだけでも、
『空き家問題の本質は、「人」の意思決定の問題』
ということです。
 
空き家は複雑な構造によって発生され、
①空き家所有者からは、
・相続が上手くいかない
・片付けが終わらない(できない)
・相談先が信頼できるかわからない
 
②活用したい人からは
・情報がどこにどうやってあるかわからない
・情報が少なく動けない
 
③行政としては、
・対処喚起の不足
・民間との連携不足
・膨大な情報と管理手法
 
④建築や工務店らの事業者としては、
・結局的に対応ができない
 
それら①~④の全部で
『どこに相談したらいいかわからない問題』となって、何年も先延ばしされてきた。といった背景があるそうです。
 
その相談先として、和田さんらの会社「空き家活用株式会社」といった”アドバイザー”的なところが地域に多くできれば解決にもなっていけるというお話等を聞かせてもらいました。
 
 
空き家問題解決の一番は、
「売りたい人」(貸したい人)と「買いたい人」(借りたい人)をつなげること
これが一番の根本である。
 
その他にも、法律が改正されて、以前は固定資産税が住宅用地特例で6分の1に減額されえいたものが、解除になってくる。
すると、空き家の所有者はさらにゆくゆくは、人に迷惑をかける特定空き家等になる、そういう家を個別に指導・勧告ができる、といったことにもつながってくるといったこと。
 
いろいろと多くの問題を非常にわかりやすく、ご説明をいただきました。
 

和田貴充さんの著書を購入させてもらいました。じっくり読み込みます!

 

 

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空き家が増える、現在でも土佐清水市では30%以上空き家があるという状況をなんとか空き家率を減らし、移住者を呼び込んだり、Uターン者を帰ってきやすくしたりという風につなげていきたいものです。
 
 
長文になり、失礼しました。