Gotogateは詐欺サイトか その2 | 新岡ギター教室WEBのブログ

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浜松在住のギター講師ですが,ギターオタクが高じてAyersギターとSKYSONICピックアップの日本総代理店になりました。いつもいい音を追いかけています。

Gotogate は詐欺サイトか その2


Gotogateは詐欺サイトか その1


3度交渉メールを送っても、電話をかけても彼らの対応は不誠実で2つの異なるフライトなのでダブルブッキング(重複)ではないという主張を繰り返すばかり。


電話に出て来るインド人の英語はかなり聞き取りにくいけど、こちらも日本なまりの英語なのでフライトナンバーを伝えるだけでも大変です。インド対日本の英語なまり対決でGとZが伝わるか? 結局は後でメールすると言われ、内容は同じく異なるブッキングです...という結果なので電話は時間の無駄ですね。


月末にはカード会社から引き落としされてしまいます。それで消費者センターという公的機関に相談してみました。まずはメールでその後は電話でも相談いたしました。相手が海外にある会社の相談窓口を教えてもらいます。


結論から言うとこのアドバイスは非常に的確でした。


アドバイス その

Gotogateが要求する片方のフライトブッキングのキャンセル料108300円を支払っても、キャンセル出来ない場合被害が更に増えるだけなのでオススメ出来ない。なので辛抱強く交渉する。


アドバイス その

カード会社にキャンセルを依頼する方が成功する可能性が高い。


この消費者センターが素晴らしいのです。

カード会社に必要書類を提出する必要があるのですが、書類不備では却下になるのでその前に一度書類をチェックしてくれるのです。


しかも、送った事が証明出来る方法で書類をカード会社に送り、送ったら直ぐにカード会社に電話をかけて届いたか確認してくださいというアドバイスです。ありがたい。


幸いな事にブッキングが完成しなかったのはカードを使いすぎて残高が足りないからか?と判断して別の普段あまり使わないイオンクレジットカードで2回目のブッキングをしていたのです。



まずはカード会社に電話をしました。カード会社から「海外売上異議申し立て」手順の説明を受けます。


カードを一度止めて、番号を変更して再発行してもらいます。メインの引き落としが沢山あるカードだったら手間が大変でした。更に結論が出るまで早くて3-4か月かかる事があると言われました。


カード会社から送られてきた書類の書き方は意外に難しく、ルールがあります。パソコンで文章を作り手書きはダメなのです。発生した事を時系列に書き、資料を添付してそれぞれに番号を付けて説明します。


それから月末に25万ほどのチケット代金が一度引き落とされて、その後カード会社が戻してくれます。これがまた翌月末にも同じ様に数ヶ月間繰り返されるのです。Gotogateが自分の罪を認めるまでこれが続くのです。


後はイオンクレジットサービスの仕事の能力に頼るしかありません。そんなチケットを買ってから5か月が経という時についに以下の知らせを受け取りました。



しかもイオンクレジットサービスが処理に長くかかった事をお詫びしているのです。日本の対応は素晴らしいですね。


その後Gotogateから片方のブッキングを残して片方をキャンセルしたメールが届きました。その送られて来た予約番号をカンタス航空のサイトに入れると自分のフライトが出て来ます。これで一安心と普通は思います。


しかーし、そう簡単には行かなかったのです。


フライト当日夕方5時頃に香港空港のカウンターに行くと驚いた事に


「お客様の名前がこのフライトにはありません」


というのです。何がどう間違っているのか確認してもらうと一言


「旅行会社の手続きミスですね」


ガーン!


「この飛行機には乗れないのですか?」


「あいにく満席でございます。」


ナニー!


でも辛抱強く怒らずにどんな方法があるか教えてもらいます。夜11時のシドニー行きには乗れますよという事でした。空港でこの記事を書いて待つしかないのです。


つまり2つのブッキングのうち一つをキャンセルしたというGotogateの説明は正しいのですが、どちらをキャンセルしたかの連絡が間違っていたのです。旅行会社としてダメダメですね。


もし伝えられたフライト時間が反対だったら一貫の終わりでしたが、2つのフライトのうち早い便が間違いで遅い便に乗れたからいいような話です。


私はこれらの交渉に中国語がある程度出来るので何とかなりますが、これで外国語が弱かったらストレス倍増ですね。


でも何とかオーストラリア大陸に辿り着き各地の美しい景色や動物や建物を見て満足しいたしました。








さて帰りの飛行機です。



カンタス航空ではJetstarのようなオンラインチェックインがないので長蛇の列です。2時間前に来たのに1時間待ってもまだまだ先が遠い状況です。


残り時間が少ないので割り込ませてもらえました。所がまたもや空港カウンターであなたのチケットがないと言われてしまいました。


ガガーン!


「でも来れたのだから帰りもあるはずでしょう。探してください」と粘る私。


しかしついに見つからず、上司の決済を待つ事になりました。ようやくOKが出たらすでに登場手続きの時間を過ぎています。


ここから安全検査に出国の手続きがあります。優先のチケットを持たされギターを持ってゲートまで走る走る。せっかく最後の30オーストラリアドルを残して空港でお土産とかCafeとか夢を描いておりましたが、全く使う時間はなく、お金が残ってしまいました。


しかし無事に行って帰って来れたのです。この点だけであればGotogateを詐欺とまで呼ぶのは言い過ぎですね。しかし、カード番号を変え5か月近い攻防の末にようやく相手が間違いを認めたという事実、送られて来たチケット案内が間違いでフライトに行きも帰りも自分の名簿がないというお粗末さを考えると最低の旅行代理業者だと思います。


世の中にはもっと良い旅行代理店がありますので、金額が少し安いという理由でGotogateを選択する時にはこれらのリスクを考えるべきと思いました。全くオススメ出来ません。これら全ての時間労働を請求したい位です。


SKYSCANNER は機械的にチケット価格を表示しますので、それを100%信じるのではダメですね。勉強になりました。今回の件でお世話になりましたイオンクレジットサービス様と消費者センター様に心からの感謝をお伝えいたします。グッジョブ。


それでは皆さまも良いご旅行を。