日本の仇(福田和也著) | 本のブログ

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普通の人は読まないだろうと思う本を記す。
あとは、Linuxと中古PCなどの話題。

本書は1998年光文社刊行のもの。

著者は1960年生なので、私と同年代の人だ。

 

本書は、私は、現在の若い人に読んでみて欲しいと思う。

ここで、取り上げられた中学生(15歳くらい)の人は、現在の40歳くらいの人だし、大学生は、40歳後半から50歳くらい、もしかすると、あなたのご両親くらいの年齢だろう、そして、私は、当時37歳なので、まぁ、出来の悪い大人と糾弾されている輩なのだろう。

問題は、そういう年長者に、この内容を聞いてみることだ「この本の内容についてどう思う?」。

日本という国が迷走しているのは、なにも、今に始まったわけではなく、何世代にも及ぶ、壮大な時間の涯にあるのだということを、今の聡明な子どもたちは理解できるだろう。

理解できないのならば、日本の迷走の遺伝子が定着したことなのだろう。

まぁ、それが、私にとっては、どうということにもならないのだが・・・!