【解説】 米大学のガザ戦争抗議、学生らは何を求めているのか | 本のブログ

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普通の人は読まないだろうと思う本を記す。
あとは、Linuxと中古PCなどの話題。

 

 

第三次世界大戦へのルートは、ロシア側とイスラエル(アメリカ)側があるように思う。

防衛費を増額する日本は、どうするのだろう?

どうなるのだろう?

 

追記:先日、再放送されたNHKの「下山事件」で、反共産主義の拠点として、(占領下の)日本を位置づけようとしたアメリカの意図が示唆されたが、それは、その直後の朝鮮戦争勃発などに妙に符合するようにも思えた。

また、(下山事件の当時は)マッカーシズムなども盛んな時なので更に疑惑は深まる。

そして、ベトナム戦争の開始も、アメリカの介入により始まった事を考えると、このところの一連の紛争も、いやな感じしか受けないのだ。

(まぁ、私も昭和生まれなのでそのうち消えていくのだが・・・)

【解説】 米大学のガザ戦争抗議、学生らは何を求めているのか
5/2(木) 10:14配信 BBC News

アメリカ各地の大学キャンパスで、学生らが敷地を占拠し、パレスチナ自治区ガザでの戦争に抗議している。
大学側は卒業式シーズンを前に、キャンパス内での野営などへの対応に苦慮している。
ニューヨークのコロンビア大学で4月30日夜に100人以上が逮捕されるなど、抗議参加者の逮捕はこれまでに1000人を超えている。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)では同夜、抗議行動に反対する集団が棒やバットなどを手にバリケードを破ろうとし、抗議者らと衝突。緊張が高まっている。

■なぜ学生たちは抗議しているのか
昨年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを襲撃し、イスラエルが報復攻撃を開始して以降、アメリカの学生たちはデモ行進や座り込み、ハンガーストライキ、そして直近ではキャンパス内での野営などで、この戦争に抗議してきた。
学生たちは所属大学に対し、多額の大学基金などによるイスラエルへの投資から資金を引き揚げるよう要求している。
学生活動家らは、イスラエルでビジネスをしている企業やイスラエルの組織と取引をしている企業は、現在進行中のガザへの戦争に加担していると指摘。それらの企業に投資している大学も同様だと主張している。
大学の基金は、研究室から奨学金基金に至るまで、あらゆるものに資金を提供している。その大半は、数百万~数十億ドル規模の投資による利益を利用している。

■コロンビア大で何があったのか
コロンビア大学のネマト・シャフィク学長は4月17日、キャンパス内での反ユダヤ主義について議会で証言した。同日、数百人の学生たちがニューヨーク市内のキャンパスでキャンプを張った。
学生たちはガザ地区での停戦に加え、大学の指導者らに対し、イスラエル関連の投資引き揚げを要求した。
大学側は、この抗議が大学の規則に違反しているとし、ニューヨーク市警察に介入を要請した。警察は18日、テントなどの排除を行い、学生100人以上を不法侵入などの疑いで逮捕した。
学生らは今週に入って再び集結し、抗議を再開。ハミルトン・ホールを占拠するなどして、抗議はエスカレートした。
ニューヨーク市警は30日夜、数百人体制で建物に突入し、抗議者を排除。100人余りが逮捕された。

■他に抗議しているのは
コロンビア大学での抗議のエスカレーションを受け、アメリカ各地の以下の大学などで同様の野営抗議が起きている。
また、オーストラリア、カナダ、フランス、イタリア、イギリスの大学キャンパスでも、親パレスチナの抗議者らが集会を開いた。

■大学側の対応は
抗議をめぐり、学生活動家と交渉している大学もある。一方、学生側に最後通告を突きつけ、警察の介入を要請したケースもある。
学生らの逮捕はニューヨーク以外でも起きている。1日にはウィスコンシン州のウィスコンシン大学マジソン校で10人が、ルイジアナ州ニューオーリンズでは14人が、それぞれ逮捕された。4月29日にはテキサス、ユタ、ヴァージニアの各州で逮捕者が出た。
一方、イリノイ州のノースウエスタン大学はデモ参加者との間で、野営の規模を制限することで合意している。
全米の政治家たちは、これらの抗議活動の一部で反ユダヤ主義が見られたという報告を強調し、大学に対して対応を強化するよう求めている。
いくつかの大学のユダヤ人学生は、不快感や恐怖を感じた出来事についてBBCに語っている。
これには、アメリカでテロ組織に指定されているハマスへの支持を集団で唱え、プラカードでアピールすることや、身体接触を伴う争い、脅迫と思われる行為などが含まれる。

■抗議運動は機能しているのか
親パレスチナ派の学生グループは長年にわたり、イスラエルへの対抗手段として、「ボイコット、投資引き揚げ、制裁(BDS)」運動を支持するよう、各大学に呼びかけてきた。
これまで、BDS運動に寄与している大学は出ていないが、過去に特定の財政的関係を断ち切った大学はある。
こうした運動がガザでの戦争に与える影響はごくわずかに過ぎないかもしれない。しかし抗議者たちは、戦争から利益を得ている人々に光を当て、問題に対する認識を高めるのに役立つと述べている。

■なぜ学生はヴェトナム戦争抗議に言及しているのか
コロンビア大学をはじめとする各大学の活動家たちは主張の中で、1960年代末に起きた、アメリカのヴェトナム戦争への関与に反対する抗議デモを取り上げている。
ヴェトナム戦争への抗議では数千人が逮捕され、警察と激しく衝突した。
1970年にはオハイオ州で4人の学生が州兵の発砲により死亡した。
このことが全国的な学生ストライキを引き起こし、数百の大学が閉鎖された。
(英語記事 What do student protesters at US universities want? )