着物を着よう・・ | 奈良藤ノ木台 小児科開業医の独り言

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にいのみ小児科・・・2007年4月開業。



このブログでは小児科医として日々感じることや、

一人の母親としての日常を綴っていきます。

歳をとったら、着物が似合うひとになりたい。

 

昔からそう思っていた。

 

 

最近、服を買いに行っても、ぜんぜんときめかない・・・

 

特に、20代の娘と服を買いに行ったとき、

 

全身がうつる鏡の前でため息がでる。

 

 

自分の姿。

 

なんとなく、たるんでいて、

 

髪も肌も艶がなくて、

 

どんな服を着てもしっくりこない((´;ω;`)

 

 

これが、歳をとるっていうことなのかな、と思う。

 

 

でも、和服なら、肌をいいぐあいにカバーしてくれ、

 

ゆるんだ体形だって、きゅっと締めると気持ちもひきしまる。

 

 

ということで、着物が着たくて

 

数年前から、着付け教室に通っています。

 

でも、月に2回なので、本当に覚えられなくて、なかなか上達しない。

 

 

他の人たちはセンスもあって器用なのか、

 

どんどん上達するのに、

 

わたしはなさけないほど上達しない。

 

思うに、着付けってダンスの振り付けとか体操とかおなじくセンスが必要で、

 

わたしにはそれが決定的に欠如しているんだと思う。

 

運動音痴、ならぬ、着付け音痴(自分で言っていてかなしいけど)

 

 

それでも、めげずに続けていたら、さすがに

 

あわせと単衣の違いとか、名古屋帯と袋帯の違いとか、

 

着物のたたみかたとか、

 

そういう基本的なことはマスターできて、

 

ちょっと自分で着て外出してみようか、という感じになってきた。

 

まだまだ、不完全で恥ずかしいけれど・・・

 

 

わたしの年代のひとには多いとおもうが、

 

わたしも、嫁入り道具として、母がいろいろ着物を仕立ててくれた。

 

でも、若いときは着物なんて手を通す余裕もなく、興味もなく、

 

タンスごと、パンドラの箱として放置していた。

 

 

最近になって、ようやく、タンスから着物を引っ張り出して

 

仕付けをとって着ようか、というようになってきた。

 

 

このままほうっておくと、どんどん劣化するばかり、

 

売ってもただ同然

 

着物を作ってくれた職人さんや、買ってくれた母の気持ちも全部無駄になる。

 

 

 

そう思うひとってわたしだけじゃないらしい。

 

 

売れっ子のきものユーチューバーさんは着物を循環せせるプロジェクトを立ち上げているし、

 

先日は、夕刊に着物好きの人がコメントを載せていた。

 

着物を着よう、

 

日本人がずうっと前から身に着けていたものならば、

 

あらたまって着なくても、

 

普段着としても労働着としても着れるようにできているはず。

 

着物をきることを、保護犬や猫を救出する運動に例えていた。

 

着物をきるひとが少なくなったために、

 

市場には、上質なのに、着られない着物や帯があふれていて

 

それが、メルカリとかで二束三文で売られている・・・

 

それを救い出すことを、保護犬に例えているのだった。

 

 

 

着物を着て、神社やお寺にいったり、

 

コンサートにいったりしたいな、

 

娘たちにも着つけて、一緒に外出できたらたのしいだろうな(こちらはなかなか実現しそうもないが)

 

ささやかな目標というか、夢です・・