今日は、東京都世田谷区にある、大蔵運動公園に行ってきました。
というのも、この公園に静態保存されているSLの、C5757を見るため。
こちらです。

子供たちが元気に遊んでいる公園の一角に、鎮座しています。
この機関車は、昭和13年に製造され、岡山や仙台で活躍した後、北海道に渡りました。
小樽築港機関区に所属していた昭和29年8月、北海道国体に伴う天皇皇后両陛下の北海道巡幸啓の際には、お召列車の本務機として活躍しました。
今から60年近くも昔にお召列車を牽引したお召本務機です。
現在は、車輪と主連棒に装飾された形で保存されていますが、後で調べてもお召列車を牽引した時の写真がなかなか見つからず、当時もこのような装飾があったのかは不明です。。

また、北海道に所属していた機関車の場合、鉄道博物館に保存されているC57135のように、デフレタが切り詰められて小さくなっているものですが、これはそのままの大きさのデフレタで、珍しい機関車となっています。

そして、この静態保存ですごいところが、階段がついていて、運転席に入れるようになっていることです。

空の炭水車をこんなふうに見れるのもまた珍しい。

静態保存の中には、屋根で覆って保存状態を良くしているものが多いですが、ここでは屋根がない自然な姿を見ることができ、さらに、野ざらしでも劣化しないように、とても綺麗に整備されています。
C5757は、登場以来3365110kmという非常に長い距離を走行し、昭和51年3月31日に引退しました。
そして、同年6月以来、ここ大蔵運動公園に大切に保存されています。
今でも美しく保存されている姿を見て、昭和天皇、香淳皇后を乗せて北海道の大地を駆け抜けたC5757の勇姿に思いを馳せるのもいいのではないでしょうか。

~C5757、お召列車牽引実績~
昭和29年8月
9日:長万部~虻田、伊達紋別~東室蘭
10日:登別~苫小牧、苫小牧~追分
18日:帯広~小樽
21日:小樽~札幌
※「国鉄時代」vol.35(ネコ・パブリッシング)、「国鉄(JR)お召列車運転記録」より引用