帰ってきてから未だに茫然としてるくらい感動しました。久しぶりにお芝居で泣きました。
全く持ってれいこさんのお芝居力に脱帽しました
プログラム見返したら、何と全シーン出ずっぱり！！
それなのに集中力途切れさせず、スコットという役になっていて、ほんとに凄かったです！！
今まで脇で出ているのを見ていた限りでも、お芝居上手い方なんだろうなぁとは感じていましたが(演じる役によって、ちゃんとその役の人間に見えていたので)まさかここまでの方とは…。
れいこさんひとりで出ていてしかも静かなシーンも多く、観客もれいこさんの一挙手一投足を固唾を呑んで見ているというような、役者も観客も真剣勝負みたいな2時間半でした。
もう始まりからして、今まで見てきたれいこさんとは別物でした。
出てこられた瞬間、わぁ、月城かなとさんだぁ❤️とかテンション上がる感じにはならず、あ、スコット・フィッツジェラルドという人がいる、ここからはこの方の世界が始まるんだ、とその佇まいからわからせてくれる存在感がありました。
月城かなとさんという存在を完全に消して、役の人になりきるではなく「なっている」と思いました。
植田景子先生演出の舞台を初めて拝見しましたが、素人ながら、完璧な舞台だなぁと。
まず、照明の使い方が素晴らしい。
角度とかすっごい計算されていて、スコットを照らすタイミングも照明の色も素晴らしくて、何度も心のなかですごいなぁとうなっていました。
真ん中に立つ主役が一番輝ける光の当て方を考え抜いてる！
スコットが状況を説明するセリフも多いのに、それが説明セリフに聞こえず、退屈にならない。
これはれいこさんが上手いせいもあると思いますが。
背景の映像が綺麗な上に効果的。
役者が心情を喋る時に、背景が相乗効果をもたらして、観客の感情移入をうんでいる。
ニューヨークの夜景とか、ライフ？という曲(プログラムに載ってない…ラスト近くスコットが絶唱する魂の叫びのような歌なんです
)を歌う時に、夕焼けが照らす海の背景とか。
)を歌う時に、夕焼けが照らす海の背景とか。ただ愛するゼルダと幸せになりたかった、愛する仕事(書くこと)で成功したかった…でもままならず、叶わず迎える人生の終焉。
どのシーンも密度が濃くて、心揺さぶられて、特に第2幕からは、海ちゃんのゼルダが素晴らしくて、後半涙が流れ続けました。
北風と太陽で言ったら太陽の演技力でした。
泣け泣け〜〜ではなく、気付いたら自然と泣いてるという揺さぶられ方でした。
ゼルダが精神を病んで、入院してる先で車椅子に乗ってお散歩してるシーンで、絵を描いてるんです。看護師が何の絵か聞くと、スコットの絵で、ゼルダが、昔スコットには羽があったの、というんですが、そのセリフを聞いた瞬間、もう涙がブワッとあふれました。
ゼルダはどこにでも飛んでいける羽を持っていたスコットの羽を奪ったのは自分だと思って、そのセリフを言うんです。
今までわがまま言ったり、喧嘩したり、浮気したり、心が離れたり、いろんなことがあったけど、ゼルダは今でもスコットを愛しているんだ、というのがそのひとことでわかりました。
この時の海ちゃんのセリフの言い方と表情が、ゼルダの魂とシンクロしすぎていて、神がかっていました。今思い出しても、手先までぞわっとする凄さでした(ここまで役にシンクロする海ちゃんの娘役力おそるべし！でも演じていてとても心に負荷のかかりそうな役だなぁ…と思います。役者さんの精神力って凄いんだろうなぁ)
何だかとりとめもなく長くなりそうなので、ひとまずこの辺で。
忘れないうちに書いとかないと！と思い書きましたが、いやぁ、この舞台体験は、星逢一夜以来の衝撃でした。どうやら今年のベストワンになりそうです
宝塚を観てるとか忘れました。
上質な一舞台を観てる感覚でした。
フィナーレで、そうだ、宝塚だった！と思い出すくらい(・∀・)
フィナーレのリフト
れいこさんの安定感が凄くて、わ、たくましい男役さんだ
となりました\(//∇//)\
となりました\(//∇//)\それと、背中を見せて佇むシーンが何度かあったんですが、その背中のカッコいいこと！！
男役さんの背中でした
…言いにくいんですが、雨唄が上書きされてしまいました…٩( ᐛ )و
生の前方席での衝撃は全てを上書きする（笑）
でもキャトルで、美弥ちゃんコズモの可愛い舞台写真を何枚か買ったので、きっと蘇ると思います٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
それにしても、17人でこの舞台を作っているとは。
月組さんの総合力、本物ですね。
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