年頭あいさつ

 昨年は、内外情勢、そして職場は、いずれも激動の一年でした。
 岸田政権は、7月の参議院選挙の渦中にて銃撃死亡した安倍元首相の「国葬」を法的根拠もなく強行しました。元首相や自民党政権への怒りに火をつけて労働者民衆の激しい反対にあい、諸外国元首達の欠席続出という散々な内容に終わりました。元首相銃撃事件をきっかけに「統一教会」との癒着・社会的問題は連日マスコミをにぎわせました。一方で、軍事費倍増などの軍拡路線や安保3文書の改悪という安倍政権以上の軍拡・憲法改悪路線に岸田政権は進もうとしています。
 去年2月勃発しウクライナ戦争は、その口実とされています。私たちは、「ロシアは即時撤退せよ!アメリカもNATO(北大西洋条約機構)も手を引け!ロシア・ウクライナの労働者、世界の労働者と連帯する反戦闘争で戦争を止めよう!」と訴えました。これは今日も正しいと考えています。
 また、中国沿岸部、特に台湾周辺で日米による、また中国も軍事演習を激化させました。沖縄や南西諸島では、自衛隊のミサイル基地が次々と建設されてきました。戦争は海の彼方の話ではなく、日本全土がいつ戦場になっても不思議ではないのです。
 国土交通省「検討会」とJR各社は、在来線4割廃止を打ち出しました。これは、地方切り捨てをもたらし、本質的には戦争への財源確保です。JR各社では、私たち労働者への攻撃となり、会社を問わず「職名廃止・融合化」をはじめとした労働強化になっています。JR各社・グループ会社では、労働者の不安や怒りが広がっています。
 今年、動労総連合は、職場での闘いと一体で在来線廃止反対を掲げる地域住民の皆さんと共に闘っていきます。また、戦争国家づくりに向けたJR貨物による軍事輸送に反対します。
 私たち労働者が労働組合に団結し、この社会を変えていこう!