杉野委員長・八代書記長新体制で職場から闘おう!

 

「星野委員長は、3月11日反原発福島行動で倒れ、現在リハビリ中です。JRが『変革2027』などを打ち出す中で、労働組合としても、社会総体としても大きな転換点です。それは労働組合の危機であると同時に、最大のチャンスです。先週の参議院選挙では、自公で3分の2を取れませんでしたが、安倍政権は改憲に向かって走り出しました。そのために関西生コンへの弾圧(解説参照)含めて労働組合のない社会をつくろうとしています。私が委員長を、八代さんが書記長を担う決意です。この新体制で職場から闘いをつくって、組織を拡大していきます」
  7月27日開催された第6回定期大会の冒頭挨拶に立った杉野書記長は、こう宣言しました。続いて、新潟地域一般労働組合の竹内書記長が挨拶しました。大会に寄せられた6つのメッセージが配布され、動労千葉と新潟市内のA労組からのメッセージが読み上げられました。
 そして、18年度経過報告・総括と19年度運動方針案を杉野書記長が、18年度会計決算報告と19年度会計予算案を八代執行委員が提案し、会計監査報告もなされました。新役員、スト権も参加者全員が承認を得て、議案のすべてを可決しました。
 今回の大会討論で特徴的なことは、新たに組合員となった男性から職場の現状の報告がなされたことです。オブザーバー参加の新潟地域一般の組合員から「ビラまきの反応を聞かせてほしい」「関西生コンへの弾圧が強まっている。支援の強化を」という意見が出され、確認されました。
 【解説】関西生コン弾圧とは 

 昨年や一昨年の春闘スト、団交を「威力業務妨害」に当たるとして、関西地域を拠点とする全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関西生コン)に対する弾圧。逮捕者は、武健一委員長をはじめ延べ84名に及ぶ。正当な組合活動への安倍政権・警察権力による戦前型の治安弾圧として、全国で怒りが拡大している。

 

 議案書から  NTS-JR解雇撤回のたたかい
 JR新潟鉄道サービス(NTS)による解雇に対する闘いは、中労委闘争に入りました。起こっていることは組合員であることに対する不利益扱いそのものです。その中身は、JRとNTSが一体で職場を合理化して人員の余裕をなくし、新幹線営業所検修班における要員不足の中で、教育指導要領もない中での新人教育によって、当該が十分に仕事を覚えられないまま、言うことを聞かない・使えない人物と一方的にみなして退職を迫り、さらに当該の組合加入を知るや、契約途中の解雇を強行するという新自由主義の典型的やり方です。6月の第1回調査から、9月の第2回調査、審問に向けて取り組みを続けます。神奈川と広島の労働委員会闘争も、中労委に持ち込まれました。動労神奈川、動労西日本と連帯し、非正規職の全国のたたかいの一つとして共闘していきます。その中で、県労委命令弾劾!中労委闘争勝利9月集会へのJRと関連労働者の結集を実現します。