あなたを導く?グノーシスの光と闇 | 始まりはアドラー心理学

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    あなたを導く?     

  グノーシスの光と闇    

 

 

 

今年2024年は世界的な選挙ラッシュとなります。

約70ヶ国の地域で全人口の半分が投票する計算で、

その結果によって各国の権力図が入れ代わり、

世界情勢が大きく一転する可能性があるのです。


実は既に金融や貿易の面で大きな変化が出ており、

経済では半数の国が新しいルールを採用しています。

今後は、政治的な国際ルールや価値観も変化し、

日本人の立場や常識さえ一転するかも知れません。


最も注目されるのはアメリカ大統領選ですが、

現状ではトランプの復活が予想されています。

日本でも衆議院の総選挙が行われる雰囲気ですが、

自民党が負ける可能性もあり得ます。

あくまで、大多数の人々がガチに投票所へ出かけ

怒り一票を炸裂させての話ですが…。
 

 

 

 

【目次】
1.光を掲げる闇の組織?
2.革命の裏に潜む支配者の企み
3.闇を照らす明け星の叡智
5.グノーシスの復活と衰退
5.聖書は悪魔の道具?
6.ルシファーとキリスト
7.無知が生み出す世界の闇
8.必要なのはアナタの光
9.天から地へ墜落する人たち
10.最後はアナタ次第

 

 

1.《光を掲げる闇の組織?》        

以前の記事でイルミナティについて少し説明しましたが、

ご存じない方に向けて今一度ザックリ紹介します。


イルミナティはラテン語で「光を掲げる者」という直訳で、

本質的には「啓蒙(けいもう)」と同じ意味となります。

啓蒙には、人々を教え導き自立させる意味合いがあり、

本来は不当な権力に反抗する運動のはずでした。

しかし、最終的には逆に支配者の道具になり下がり、

今では闇の秘密組織と呼ばれるようになったのです。



イルミナティの誕生は、ルネサンスで宗教改革が起き、

キリスト教が分裂した後の18世紀頃になります。

改革が起きたのは、カトリックが堕落して金儲けに走り、

その権力でヤリたい放題だったからです。

当時は、西洋諸国が他国を征服して植民地にしていた頃で

金儲けに走る国家が、黒人だけでなく白人をも奴隷にし、

多くの庶民が貧困に苦しんでいました。

簡単に言うと、古くからある社会のヒエラルキー構造が

格差を拡大させて人々のガマンが限界を超えた状態です。

(ヒエラルキー:ビラミッド式の階級社会)

このような人を人として扱わない権力に怒りが爆発し、

社会に自由や平等や平和を求める声が強くなりました。

これら庶民の間で新たなリベラルや左派の概念が拡がり、

その意識を成長させたのが当時の啓蒙思想です。

今まで、王族が全てを独占した古い秩序をブチ壊すために

当時の勇敢な賢者たちが新しい価値観を提示したのです。



2.《革命の裏に潜む支配者の企み》   

支配を否定する自由と平等の概念が社会に広まった事で、

イギリスでピューリタン革命と名誉革命が電撃的に起き、

反乱の流れがフランスにも波及していきました。

結果、西洋諸国は自由と平等を掲げる民主主義に変化し、

人々の不安と怒りが何とか収まったのです。

しかし、根本的な支配は何も変わりませんでした。

残念ながら、革命そのものが逆に支配者の策略であり、

時代遅れの体制を排除し、不要なゴミを廃棄する際の

単なる大掃除に過ぎなかったのです。


事実、フランスではジャマと見なされた者が次々と処刑され、

ついでに一部の善良な庶民や賢者も排除されてしまいました。

さらに、革命が起きたフランスにイギリスやスペインなどが

軍を送って戦争が始まり、ナポレオンがドサクサに紛れて

各国を侵略しまくる暴挙に走ります。

これで、一部の連中が大儲けしたのは述べるまでもなく、

あの勇ましい皇帝も結局は悪の雇われ人だった訳です。

(一部の連中:金融業や武器商人など)


後、社会に自由と平等と民主主義との言葉だけが拡がり、

人々は表面的に満足して裏で支配される状況に陥りました。

さらに、今までより巧妙で強欲な金融システムが成立し、

人々がカネで支配される新体制が築かれたのです。

これら偽善的なリベラルとスーパー高利貸し制度を

海外に広めたのが悪の道具と化したイルミナティでした。

世界は今でも終わらない暗闇へと舵を切ったのです。

(暗闇:左派やリベラルと右派や保守など思想の対立、

民族や宗教や価値観で人々が分断される状況も含む)


3.《闇を照らす明け星の叡智》       



古代から伝わる『グノーシス』なる言葉があります

グノーシスとは、古代ギリシャ語で認識を意味し、

宇宙の法則や自然の摂理を追究する人たちが、

カバラや神話など古代の叡智を元に発展させた

壮大で神秘的な哲学や思想の集合体です。

グノーシスの流れはキリスト教の内部にも存在し、

古くから異端とされて批難され続けています。

それは、彼らの思想が主流派の教えに反しており、

教会の多大な権力が崩壊する恐れがあるためです。


キリスト教がローマの国教になって4~5世紀頃から、

神と聖霊とイエスが同一の神聖なる存在と定められ、

それ以外は単なる人間として捉えられていました。

つまり、神と人間は別という解釈ですね。

これに反して、神と人類を全て同一と捉えたのが、

グノーシス派と呼ばれた人たちです。

これだと、人は神と同じく偉大で自由な存在となり、

信仰や教義で人々を従わせる行為が不当になって、

キリスト教社会そのものが成立しなくなります。

そのため、グノーシス派は異端や悪魔と呼ばれて、

以降も長く弾圧されるようになったのです。



グノーシスな人たちは、ピラミッド式の階級制や

不当な秩序と暴力による支配を嫌いました。

物事の真理や自由と平等の尊さを知る者たちにとって、

権力と支配は神と大自然への冒涜に他ならないからです。

しかし、強大な権力の前では堂々と声を上がられず、

いつの時代も陰に潜むマイノリティの立場でした。

今で言うと陰謀論やカルト思想のように捉えられ

多数派の庶民からはオカしい連中と思われたのです。


4.《グノーシスの復活と衰退》       


グノーシスが再び脚光を浴びたのは、15世紀に入り、

活版印刷が発明されたルネサンスの最中でした。

十字軍が東方から持ち帰った古代ギリシャの古典が

ヨーロッパに拡がって人々の知識を向上させて、

様々な学問や啓蒙思想が大きく発展したのです。

これで、少数派のグノーシスが一気に勢力を拡大し、

人々に支配から解放されるチャンスが訪れます。

しかし、イルミナティの出現で全てが白紙に戻り、

反逆のグノーシスは再び地下へと沈められました。

権力者の支配システムに資本主義と選挙制度が加わり、

政治とカネで人々が洗脳される時代が到来したからです。


5.《聖書は悪魔の道具?》         

上記にある通り、キリスト教は支配者の道具であり、

同様に聖書も宗教にとって都合の良い文献のみを

まとめた支配の洗脳ツールに過ぎません。

先ず、人間が生まれつき背負う『原罪』という部分を

現代的に考えれば直ぐに分かります。

聖書にある通り、エデンという楽園で平和に暮らしていた

アダムとエヴァが神の決まりに背いて禁断の実を食べ、

その力で知恵に目覚めたのが原罪です。

知恵を得るのが悪で、その罪が子孫に継承されるなどと

破綻した理屈を掲げている時点で最初からアウトですね。


同様に、神に背いた天使たちが天界から追放されて

人々を悪の道に引きずり込み世を狂わす悪魔と化した、

との言い分も明らかに破綻しています。

人間に知恵を与えずに思考停止にして飼いならす方針に

逆らう者たちの何が悪魔でしょうか?

エデンでアダムに知恵の実を食べるように勧めたヘビも

魔王サタンと呼ばれる元大天使のルシファーも

明らかに良心的で返って人類の味方と言えます。

つまり、キリスト教が伝える話の意味は真逆であり、

人々を無知の闇で覆って知恵を奪う聖書の神こそ、

むしろ実質的な悪魔だった訳です。


闇に包まれた社会の実情は今も全く変わりません。

新たなカルト宗教『メディア』を人々が妄信し、

そのウソを暴く者は「陰謀論者」と名指しされ、

人々を扇動する悪魔のように忌み嫌われるのです。

変わったと言えば、信仰の対象が神から紙へと変わり、

カネが全てを支配するようになった点でしょうか?

いずれも裏に人間の支配者がいる点は同じです。


6.《ルシファーとキリスト》          

 

イエスなる人物が崇高な思想を持つ偉大なリーダーで

庶民の味方だったのは間違いないと思います。

彼は、ローマ帝国で正当化された強欲な金貸しを批難し、

それが元で弾圧を受けました。

帝国の不当な支配に反抗した姿はグノーシスと同じで

その立場は堕天使ルシファーと同じに見えますね。


神の右腕といわれた元大天使の魔王ルシファーには、

『明けの明星(金星)』との隠れた意味があります。

 

実際、イエスも自らを明けの明星だと述べていたようで

 

両者は同じ思想の流れにあるのです。

ルシファーには『光をもたらす者』との意味合いもあり、

イルミナティや『啓蒙』に奇しくも一致します。

実際、グノーシスにはルシファーを崇拝する一派もあり、

それがカトリックに弾圧された理由でもありました。

このように人類をグノーシス(認識)に導き啓蒙する者は

旧約聖書の支配神からするとジャマ者でしかないのです。


ルシファーには、もう1つ隠された意味があります。

それは『人間』です。

神と人間を同一とするグノーシス思想からすれば、

大天使も悪魔も同じく人間となり得ます。

つまり、ルシファーを追放した神は人間の権力者であり、

実質的には単なる身勝手な暴君と解釈されるのです。


ルシファーのように弾圧されたイエスも権力に反抗し

常に庶民の側にいました。

だから、磔にされたのではないでしょうか?

彼の説いた『隣人愛』、『博愛』のリベラルな思想が、

支配者にとってジャマなのは明らかです。

後にイエスはキリスト(救世主)と呼ばれるようになり、

残った弟子たちによりキリスト教が誕生しましたが、

その末路はイルミナィや啓蒙思想と同じでした。

最後はローマ帝国の権力に呑み込まれてしまい、

教団は人々を支配する道具に成り下がったのです。



7.《無知が生み出す世界の闇》      

上記の通り、人類史は支配する少数と支配される大衆との

対立で形作られています。

しかし、現実的には大多数が少数の支配側に呑み込まれて、

支配に逆らう極少数が弾圧され続けてきました。

この不当な支配を維持するには、人々をイジメて弱体化し、

洗脳して騙して、無知で無抵抗にする必要があります。

反対に、人々に知恵と自立心を付けて強く団結させる者は

支配者にとって常に根本的な宿敵だった訳です。


人々が集団を操る術を確立した支配者に対抗するためには、

個の認識(グノーシス)と集団の啓蒙(イルミナティ)に

よって照らし出される光が不可欠となります。

その点、無知で無抵抗なのは支配者に味方しているのも同じで

これこそ真の原罪と呼べるかも知れません。

いわば、知恵の実を禁断と定めた者こそが本当の悪魔であり、

言い付けに従って口にしない者こそ真の地獄を見るのです。


8.《必要なのはアナタの光》        

上記の通り、ルシファーに『人間』を指す意味があるならば、

我々も同じく『明けの明星』、『光をもたらす者』であり、

まさにグノーシスが示す神と同じ存在に値します。

人間は、何者かの奴隷ではなく、自らの認識で自身を育み、

金星のように闇夜で明るく光り輝く偉大な存在なのです。


人間社会が、上下や優劣の序列で統治されている点について

皆さまも認識しておられると思います。

これらも、人間を力なき愚かな存在と見せかけるために

神の名を語る者たちが作り出した洗脳ツールです。

元々、人に上も下もありやしません。

ただ、先を進む者と後から来る者の差があるだけであり、

両者は互いの役割を担って共に協力し合う同胞なのです。


9.《天から地へ墜落する者たち》      

2024年に世界が一転する話に戻ります。

実は既に2023年の時点で世界は大きく方向を変え、

社会の隠された様々な闇が明らかになると共に、

続々と犯罪者が秘密裏に排除されているようです。

これも光と闇の逆転であり、今まで虐げられた人々が

虐げてきた連中に反転攻勢を仕掛けているのです。

実際、世界中で政界や財界や王族や芸能界に至るまで

今まで隆盛を誇ってきた人たちが辞任や逮捕や急逝で

続々といなくなっています。

日本でも、自民党と統一教会の癒着が遂に暴かれ、

その中核となる安倍派~清和会が排除されつつありますね。

 

(清和会:アメリカCIAと統一教会と同じ陣営)

ある意味、聖書のハルマゲドンが訪れている見て

おかしくないと思います。

まるで、光と闇が最終決戦を迎えているかのようです。



国内でも財界や宗教界や芸能界でも多くの大物が

辞任や引退や急逝などで姿を消しています。

例えば、ジャニーズや宝塚の悪が暴かれたのも

『松本人志』に強烈な文春砲が炸裂しているのも

まさに光と闇~善と悪の反転と見て良いはずです。

さらに、文春は自民党の議員が児童の人身売買に

関与している疑いも伝えていますね。

既に米国の裁判所が児童売買のエプスタイン事件で

関与する人物の名簿を世界に発表していますが、

その一環と考えて良いでしょう。

名簿には各国の王族やハリウッド俳優の他にも

日本人の名前も多く記されているようです。

それも徐々に明らかになると思われます。



10.《最後はアナタ次第》          

昨年から世界中で巻き起こる怒涛の変化により、

今後も様々な光と闇の反転が浮上してくるのは

先ず間違いないと思います。

しかし、今の政権とメディアが真実を伝えない状況で

これらを明確に認識できる人はそう多くないでしょう。

その結果、社会は『旧バージョンを手放せない人』

『新たにアップデートできる人』との間で

徐々に対立と分断が拡がるかも知れません。

つまり、支配と依存、上下関係、競争と格差など

今まで通りの価値観を支持し続ける人たちと

人々の対等で平等な関係、自主性と多様性の容認、

共栄と共有などの価値観に目覚める人たちとで

社会が2つに分断される可能性があるのです。



さて、皆さまの判断はどうでしょうか?

2024年、個人のグノーシス~認識が問われる時代は

既に始まっています。

当然、どんな選択をするのも100%個人の自由であり、

その結果は自身が受容する以外に手立てはありません。

これからの未来、いかなる運命が訪れようとも

最終的に自分を導くのは自身の光だけです。