新潟市東区江南の『キッチンバンビ』に行ってきました。
名前から解る通り、いわゆる洋食屋さんで、
この場所で店を開いて30年ほど経つそうです。
メニューは、カレーライス、オムライス、ハンバーグ、
ナポリタン、ロースカツ、海老フライ、かにコロッケ、
そして、ビーフシチューといった洋食ものが勢揃いしてます。
もちろん、お昼は日替りランチをやっており、
何とたったの600円(コーヒー付で800円)
しかし、目当ての品は既に決めてあります。
これを、連れの分を含め2つ注文しました。
やはり、かなり待たされます…
何せ、最も時間がかかりそうなメニューです。
しかも、作り置きは一切なく、全てを一から拵えています。
その上、店を切り盛りしているのは主人一人だけ。
それも、何と84歳という高齢です
どうやら、お身体が良くないらしく、動作もかなり散漫でした。
「がんばれ、おじいちゃん」。
思わず、心の中で叫びました。
ほどなくして、ようやく完成です。
一目見て、心が弾みます
これぞ、お店で最もゴージャスなメニュー、
『ハンバーグ・エビフライ・カニコロッケ』です。
他に、サラダ、リンゴ、ポテトフライ、ウインナーが付いてます。
ご飯と味噌汁は別で注文し、締めて価格は1380円でした。
提供時、ご主人が、
「海老フライ、衣が厚くなっちゃって、ごめんなさい」
…などと申し訳なさそうな顔をしていいました
何もいわなければ解らないのに、何とも正直です。
ご主人は、どことなく『ひふみん』に似ています。
気さくで人懐こくてニコヤカな印象は、
主人というより、むしろママさんみたいだと思いました。
海老フライは、とても美味でした
昔ながらのフンワリタイプで、
これぞ海老フライの王道だと思います。
実際、衣はしっかり着けた方がいいようです。
足りないと海老の水分が抜けて、カチカチになりますから。
手作りというカニコロッケは、飽きのこない素朴な味で、
いくらでも食べられそうです。
これなら、1個ではもの足りませんね
ハンバーグも、まさに王道の味です。
デミソースの沁々した味わいは、
旧き佳き高度成長期時代を彷彿させます
いやはや、こんな感覚は久し振りです。
あたかも、小学生に戻ったかのような気分で、
ワクワクしながら頂きました
高齢の主人が一人で切り盛りしている事を考えると、
後継ぎはいないようです。
つまり、いつ閉まってもおかしくない訳ですね
今度は、日替りランチ食べに行きます。
皆さんも、おじいちゃんに会いに行ってみてください