バランスと調和11.【やりたい事、やらねばならない事】 | 始まりはアドラー心理学

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より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

カフェで一休みしていたら、
隣席の主婦たちが子育てについて語り合っていました。 
どうやら、子供が遊んでばかりで勉強しない事を悩んでいるようです。
親の言い分も解りますが、
それ以上に子供の気持ちの方に、僕は大きな共感を覚えましたうーん

多くの人が勘違いしているようですが、
勉強ばかりしても子供の頭は良くなりません。
人間にとっては、
この世界にある全ての物事が脳を成長させる糧になるので、
同じ事ばかりさせても意味がないのです。
子供にとっては、遊ぶ事も大切な学習となります。
もし、あなたが親御さんならば、
なるべく多種多様な遊びを経験させてあげてください。
より多くの楽しみを経験した子供ほど、
脳のクオリティーは高くなりますアップ
何より、ハイクオリティーな脳を育てるのが先決であり、 
勉強なんて後からやってもいいんですOK

子供は楽しい事しかやりたがりません。
楽しければ自発的に、しかも夢中になって没頭します音譜
つまり、勉強をしっかりやる子は、勉強が楽しいのです。
逆に、勉強をしたがらないのは、全く楽しくないからですよね。
これは、趣味や仕事を含め、あらゆる面でいえる事です。

大人になると、

自らの行動を、やりたい事とやらねばならない事に二分します。
多くの人にとって、
趣味は『やりたい事』で 仕事は『やらねばならない事』です。
やりたい事はストレスもなく楽々やれます有閑倶楽部
やらねばならない事は、
やってもやらなくてもストレスに見舞われます苦しい
後で訪れる大きなストレスを回避するために、
嫌でもやらざるを得ない訳ですからね。
しかも、やりたい事はどんどん上達し、
やらねばならない事はなかなか上手くなりません。
つまり、技術や能力向上を目的にするならば、
嫌々やっても効果は薄い訳です。

再び子供の話に戻りますが、
勉強が好きな子は、親に指図されなくても自発的にやります。
親が口うるさく「勉強しなさい」といわないと机に向かわない子は、
そもそも勉強なんて嫌いだからですだめ
何事にもいえますが、
他人に指図されて嫌々やっても、なかなか上達しませんよね。

既に述べた通り、
人間が行動するに当たって最も好ましいのは、
「やりたいからニコニコ」「楽しいから爆笑」という動機です。
誰かに強要されて仕方なくやるのは、最低の動機になります。
また、その中間は
「嫌だけど、やらねばならないからやるショボーン」という状態です。
「やった方が自分のためになるウインク」、
「やらないと後で苦労するキョロキョロ」という意識があれば、
例え嫌でも自発的に行動出来るでしょうOK

行動するに当たって、ストレスの有無は大きな差となります。
少なくとも、

他人の行動に対してストレスを加えるような事は慎むべきです。
ストレスというのは、
自分の意志で自らに加える
のが理想だと思います。

今一度いいますが、
子供は大いに遊ばせてあげてください音譜音譜
同じ事ばかりではなく、様々な体験をさせてあげてください。
たくさん遊んだ子供ほど、
頭がよく、しかも愛される人間に成れますから。
親にとっても、それは大いに望むところだと思いますOK