前回の『ライフスタイル』の話、
理解して頂けたでしょうか?
誰もが、自分の性格や価値観や、
あらゆる習慣を変える事は可能なんですが、
やはり、急には無理ですよね
何しろ、人間は習慣に支配される動物ですから。
今まで続けてきた事を止め、
新しい事を始めるには大きなパワーが必要となります。
例えば、ダイエットを目指して、
毎朝のジョギングを始めようをするのは、
かなり難しいものです。
同様に、引っ込み思案の人が、
知らない人に自分から話し掛けるのも
なかなか難しい課題となります。
さて、ガチガチに凝り固まったライフスタイルを
どうすれば変える事が出来るのでしょうか?
当たり前ですが、ズバリ『意志』の問題であり、
強いモチベーションが必要となります。
これを、アドラーは『勇気』と称しました。
アントニオ猪木は
「元気があれば何でも出来る」といいましたが
これを『勇気』に置き換えてもいいと思います。
きっと、猪木さんは、
人並み外れた勇気の持ち主に違いありませんね。
誰もが、変わる事に不安と恐怖を抱きます。
何故なら、現状を維持するのは安心で楽チンだからです。
困った事に、人間は、目先の利益に目が眩む生き物で
難しい目的よりも、身近な欲求を優先します。
変わりたいという目的を果たすのは簡単ではなく
現状維持で楽したいという願望は直ぐに叶いますから。
まあ、大概の人は解ってるはずですが、
この「楽したい」という願望を覆すのは、
なかなか難しいものですよね。
長年の習慣を変えるには大きなパワーが必要で、
それなりの努力をせねばなりません。
それが嫌だから、不安と恐怖を抱いて逃げる訳です。
特に、過去に失敗した事や
痛い目に遭った事に再挑戦するのは
やはり難しいでしょう。
とはいえ、何もせずにいたら、
いつまでも気持ちが安らぐ事はありません。
「進みたいのに進めない」、「やりたいのに躊躇する」、
…このような状態は、まるで袋小路に嵌ったかのようです。
それが嫌ならば、どこかで踏ん切りを付けないといけませんね。
僕らが目的や課題を果たしたり、不都合な習慣を変えるのに
最も難しいのは、最初の一歩を踏み出す事です。
この時に必要なのが、まさに勇気。
一歩を踏み出せば、二歩目は少し楽になります。
繰り返せば繰り返すほど歩みに勢いが付き
次第に何の苦労もなく進んでいけるようになります。
問題は、こうなるまで続けられるか、どうか
逆にいえば、とにかく続けさえすれば、
何とかなるという事ですね。
今回は、一歩踏み出す勇気について触れましたが、
この他にも様々な勇気があります。
次回は、僕の運命を変えた勇気について
語りたいと思います