燕・三条交流会のご報告 | 日本野菜ソムリエ協会認定 「野菜ソムリエコミュニティ新潟」

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新潟の野菜ソムリエが集う、野菜と果物を楽しく学び活動するコミュニティです。新潟の魅力を全国へ発信中★

こんにちは、運営部の堀です。

12月12日(土)に燕市・三条市で交流会を開催しました。
参加して下さったのは6人。
午前中に燕市の玉川堂さんで銅器づくりの様子を見学し、三条市のベジキッチンさんでランチを食べながらの交流会。食後は直売所ふるふるに行って、お買いものしてきました。

新潟市から離れた場所での交流会としてこの交流会を企画しました。
また、玉川堂さんの見学は、燕・三条の文化を知るという目的とともに、工程や技術、こだわり、伝統を伝える事でその製品の魅力を高めている玉川堂さんを見学する事で、野菜ソムリエとしての「伝える」技術を勉強する目的で企画しました。

参加された会員の伏見さんがブログ記事を書いてくださいましたのでアップしますね♪

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こんにちは、ジュニア野菜ソムリエの伏見です。

12月12日、国内で唯一鎚起銅器の技を継承している燕市の玉川堂さんへ見学に行ってきました。
玉川堂_入口 
 

 玉川堂さんの担当の方に案内をしていただき、実際に作業をしている現場を見学しながら、玉川堂の歴史、製作工程など、質問等交えながらお話を色々と伺うことができました。
玉川堂_作業場 
 
玉川堂さんでは現在18人の職人さんが働いていて、その内の4人が女性で、その割合は増えてきているそうです。

大学を卒業後、就職先として希望される方がいる中で採用するのは1~2人とのことです。

銅器作りで使用する道具を作る職人さんが辞めてきてしまっているとの事ですが、玉川堂さんの長い伝統を引継ぐ後継者が途絶えない事は良い事ですね。

下の写真は一枚の銅板を打ち起こして、急須を作る工程写真です。
左下から→↑←の流れで急須が出来ていく様子です。
玉川堂_銅器2 

急須のくちばしも一枚の銅板から打ち出して作るのだそうです。
銅板を打って伸ばすのかと思ったら、打って縮めるんですね。


 一通り見学を終えて話を聞いた後に銅器を手に取ると、愛着を感じるし、手作業で造る温かみのある匠の技を感じます。
ここまでの工程を知っていると、他の品よりも高い価格にもきっと納得がいきますよね。
玉川堂さん作品 
 

同じ型の湯沸器で、10年前の物とまだ新しい物も拝見させてもらいました。
比べてみると全然違いますよね。

普段使いながら乾拭きを繰り返す事によって、深みとツヤが増してきます。
使う程に美しい風合いが出て、世界に一つしかないオリジナルのものが出来上がります。

玉川堂さんの【銅器を通じてお客様と繋がっていたい】という想いは、世代を通して愛されるものを作れるからこそ、親から子へずっと受け継がれるのだろうと思いました。


玉川堂さんを後にして、その後は【ベジテーブル】さんで新鮮な旬の地元野菜をたっぷり使ったランチを頂いてきました。
この日のメニューはこんな感じで、ビュッフェスタイルで食べられます。
 家庭料理的な体に優しく、美味しいご飯を頂きながらメンバーと交流を深めました。
ベジテーブル_メニュー 
ベジテーブル_ビュッフェ 
 

最後に時間のある方で、帰り道の途中にある三条市の直売所【つばさん通りふるふる】にお邪魔しました。三条市と隣の新潟市南区の農産物を中心に旬のものを販売しています。

今は特にルレクチェが沢山並んでいました。
試食も充実していて、味を確かめてから買う事もできるから良いですね。

今回伺った所は何処もとても良かったです。
ぜひ皆さんも足を運んでみてください^^

ジュニア野菜ソムリエ  伏見