「おいしいごはん(白米)」の条件として、「お米の品質」と同様に
お米を炊く「水」の占める割合も非常に大きいです。
お米を炊く時、さらには洗米時にも約10%の水分がお米に吸収
されています。
「おいしいお米なはずなのに、イマイチおいしくない」
その原因が「お水」にある場合もあるので、参考にしてみてくださ
い。
どうも「カルキ臭い」というときには、思い切ってミネラルウォーター
にしてみるのも一つの手です。
<うまい水の条件>
【水の温度】
適温は10~15℃くらいです。寒いからといってお湯でお米を研いで
しまっては折角のおいしいお米も味が落ちてしまいます。
【お水の種類】
何も溶けこんでいない純粋な水はおいしくありません。
うまい水は、味をよくする成分を含んでいて、味を悪くする成分を
含まない水です。
味を良くする成分とは一般的に以下の3要素からなっています。
<ミネラル>
ミネラルとは、炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミンと並ぶ五大栄
養素の一つです。
ミネラルの種類にはカルシウム、ナトリウム、カルシウムなどがあ
ります。
1リットルに対して30mg~200mgのミネラルが含まれている水がお
いしい水と言われていますが、中でも100mg程度含まれている水
が最も理想的だと言われています。
<硬度>
水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を硬度といいます。
1リットルに対して10~100mgが適量といわれますが、50mg程度が
一般的に好まれています。
<二酸化炭素>
二酸化炭素が水に溶け込んでいると、その一部が弱い炭酸となり
新鮮で爽やかな味になります。
ミネラルウォーターを使って炊いている方も多くおられると思います
が、お米に適した水(ミネラルウォーター)は軟水です。
ミネラルウォーターには「硬度」が表示されています。
硬度とは、カルシウムとマグネシウムの合計量です。
軟水 硬度 0~ 60mg/L未満
中程度の軟水 硬度 60~120mg/L未満
硬水 硬度120~180mg/L未満
非常な硬水 硬度180mg/L以上
適量は1リットル中10~100mgぐらいで、なかでも50mg前後が多くの
人に好まれます。
具体的な商品としては以下のようになっています。
ー軟水ー
神戸居留地 : 秩父山系 うららか天然水
コカコーラ : アクアセラピー ミナクア ナチュラルミネラルウォーター
コカコーラ : 日本アルプス 森の水だより
サントリー : 南アルプス 天然水
日本ミネラルウォーター : 雪アルプス天然水
アサヒ : 富士山のバナジウム天然水
サッポロ飲料 : バナジウムウォーター
ハウス食品 : 六甲のおいしい水
キリンビバレッジ : アルカリイオンの水
キリンビバレッジ : ボルヴィック
大塚ベバレジ : クリスタルガイザー
ー硬水ー
カルピス : エビアン
サッポロ飲料 : ヴァットヴィレール
サントリー : コントレックス
サントリー : ヴィッテル
大塚ベバレッジ : クールマイヨール
お米や炊飯器を買い換える前に一度試してみるといいかも。