夜11時過ぎ
もぅ寝ようとした頃
息子の電話が鳴った
スピーカーにして
話す息子
電話の相手は父親だった
（私にとっては関わりたくない元夫）
置いていったのに
泣くなんて
身勝手かな
一緒のお布団
ちゃんと掛け布団から
お顔を出して眠るんだ
翌日
息子はバイトを
私は仕事を
早退させてもらう
何年か振りに
住んでいた家にあがった
ひんやりした体
でも変わらずに
ふわふわした柔らかい毛
ままはね、
その柔らかく優しい
ふわふわの体に
むぎゅッと顔を埋めるのが
大好きだったよ
仕方ないなぁ…
って顔をして
怒りもしなかったね
ままの膝枕の方が
多かったよね
優しかったあなたは
私たち元夫婦に
昔のように
普通に話す
キッカケをくれたのかな
いつまでも
憎しみに囚われていたら
ダメだよ
と
あなたを置いていった
ままのこと
心配してくれてありがとぅ
あなたをずっと
愛してる
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