各位
武蔵野市で外国人にも投票権を与える住民投票条例が検討されています。
武蔵野市長、住民投票条例案を発表 外国人に投票権 - 産経ニュース (sankei.com)
〇外国人参政権への一里塚
外国人は住民ではあっても国民ではありません。外交・防衛・エネルギー・教育など国民としての判断が問われる事項の場合、外国人の投票権を認めることは不適切です。武蔵野市のように常設型であらかじめ外国人の投票権を認めると、安全保障に関係する事項に外国人が投票するような事態が起こり得ます。国家主権の侵害であり外国人参政権への一里塚となります。
〇衆愚政治への転落
そもそも住民投票は、扇動やプロパガンダ、目先の利害やムードに流されやすいという欠点があり、投票結果が正しい選択とは限りません。また間違った選択であっても市長も議会も責任を負わないという無責任体制になります。武蔵野市のような熟議を経ない常設型ではその傾向が強く、衆愚政治に陥る危険があります。
〇政治的濫用による市民自治の崩壊
常設型の最大の問題は政治的濫用が起こり得ることです。市町村合併のケースを除けば、常設型で行われた代表的事例は岩国市の米空母艦載機移駐計画に伴う住民投票ですが、市長の政治的思惑などもからみ大混乱を招いた末に、市民自治を崩壊させたといわれています。常設型は政治的濫用という大きなリスクを内包しています。また、賛否が拮抗する事項では後にしこりが残り、市民が分断されるという指摘もあります。
(注)
常設型住民投票:一定の署名が集まれば議会の承認がなくても住民投票が行える制度
☆ネットで反対署名が行われていますのでご協力をお願い致します。