16年は最も暑い年と確認 世界気象機関、海面上昇も加速
【ダボス(スイス東部)共同】世界気象機関(WMO)は18日、16年の世界の平均気温が15年の記録を上回り、観測史上で最も高くなったことを確認したと発表した。
北極や南極の海氷の減少で海面上昇も加速している可能性があるとした。
発表によると、16年の平均気温は産業革命前に比べて1.1度高かった。
WMOのターラス事務局長は「気温以外に二酸化炭素(CO2)とメタンの濃度も記録的な高さだった」と強調、地球温暖化が進行している証拠だとした。
北極と南極の海氷面積も過去最少になったと分析。
海面上昇の原因の一つとなる、グリーンランドの氷河の溶解も加速していると指摘した。
▽引用元:共同通信 2017/1/19 09:16