共産主義みたいな架空の理論を信じ込んでる人に言われてもなぁ。宮本顕治の誕生日にでもしたいの。 | 日本世論の会 本部

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きょう11日は「建国記念の日」です。1967年にこの日が「国民の祝日」となってから、今年はちょうど50年となります。

閣僚らが「神武天皇」賛美

 2月11日は、もともと戦前の「紀元節」でした。「紀元節」は、明治政府が1873年、天皇の支配を権威づけるため、「日本書紀」に書かれた建国神話をもとに、架空の人物である「神武天皇」が橿原宮で即位した日としてつくりあげたもので、なんの科学的・歴史的な根拠もありません。

 しかも明治政府は、天皇が国を統治する全権限を握る専制政治体制を定めた大日本帝国憲法の発布(1889年)や、日露戦争開戦の新聞発表日(1904年)をこの日に合わせるなどして、国民を天皇崇拝と軍国主義に動員するために利用してきました。

 戦後、国民主権と思想・信教・学問の自由をさだめた現行憲法のもとで、「紀元節」は48年に廃止されました。自民党は「紀元節」復活を意図し、57年以降、祝日法改悪案を8回にわたり提出しましたが、そのたび国民の強い批判が巻き起こり、昭和天皇の末弟で、昨年死去した三笠宮崇仁(たかひと)氏が「歴史研究者として、架空の年代を国の権威をもって国民におしつけるような企てに対しあくまで反対する」(『文芸春秋』59年1月号)とのべる状況もありました。

 自民党の佐藤栄作内閣は66年6月、こうした広範な反対の声を押し切って、日付を決めないまま「建国記念の日」を制定する祝日法改悪案を強行し、同年12月に政令でその日を2月11日とすることを決めました。

 これが日本国憲法の思想・信教・学問の自由を踏みにじるものであることは明らかです。
それは天皇元首化など憲法改悪の企てとも結びついた政治反動の重大な計画の一つでもあったのです。

主張/「建国記念の日」50年/改憲と結ぶ歴史の偽造を問う