沖縄のニュースは基地反対と貧困と低学力ばかり。毎年の3000億一括交付金はどこへ行った? | 日本世論の会 本部

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 琉球新報が実施した沖縄県内9大学・短大へのアンケートからは、返還を義務付けられている貸与型の奨学金を借りてもなお授業料を支払えず、修学困難に追い込まれる学生の実態もうかがえた。休学を余儀なくされた学生からは「学費が高すぎてアルバイトや奨学金だけでは賄えない」と悲痛な声も上がる。一方、大学側からは「県内の学生にこそ給付型の奨学金が必要だ」と県や国による公的支援の拡充を求める声も上がっている。

 「昨年の両親の所得は、2人合わせても100万円に満たないのに通らなかった」。県内の私大3年の男子学生(22)は、入学時から学内奨学金に申請を出しているが、3年続けて不受理になった。「奨学金がもらえた他の学生は、どれだけ貧困なのかと思う」。男子学生は4年前に現役で県内外の私大に合格したものの入学金を支払えず、進学を断念。1年間アルバイトをして学費と予備校代を稼ぎ、翌年再受験して入学を果たした。

 入学時から利子付き貸与型の奨学金を毎月8万円借りて授業料に充ててきたが、今年の前期分の授業料はまだ支払えていない。
 
預金通帳を預かっていた母親からは、身内の冠婚葬祭が重なり、奨学金を生活費に回さざるを得なかった
 
と説明された。
 「2人親でも大変な家庭はある。お金の心配をせずに、大学に通えるような仕組みがあれば」