インドネシア海軍は18日、南シナ海の南端にあるインドネシア領ナトゥナ諸島沖で、違法操業の中国漁船1隻を拿捕したと発表した。
インドネシア当局は違法操業中の中国漁船を3月に摘発し、5月にも拿捕したばかり。
中国が南シナ海の大部分を管轄していると主張する根拠の境界線「九段線」は、ナトゥナ諸島沖のインドネシアの排他的経済水域(EEZ)と一部が重なっており、
相次ぐ中国漁船拿捕などで両国の緊張関係がさらに高まるのは避けられない。
発表によると、海軍の艦船が17日、違法操業する外国漁船12隻を発見して追跡。
警告発砲するなどして、そのうち1隻を拿捕したところ中国漁船と判明し、乗組員の中国人7人を拘束した。
残る11隻も中国漁船の可能性が高いとみられる。
産経新聞