ヘイト・スピーチって何?
3月31日JTは、一面トップでIn first, government probes hate speech(初めて、政府がヘイト・スピーチを調査)との記事を載せた。同紙のオオサキ・トモヒロ記者が取材したものだ。記事半分を占めているのは、2013年5月新宿区で在特会とカウンター側が機動隊を挟んで小競り合いをしている写真だ。副題にはXenophobic rallies fall, but still
occurring: Justice Ministry(法務省によれば、外国人嫌いのデモは減少しているが、なおも起きているという)とある。2013年には347件、2014年には378件、2015年には190件・・・という。一体、何を基準にしてxenophobic rallies(外国人嫌いのデモ)と呼ぶのか。記事中には”You should all be massacred”(皆殺しにすべきだ)と叫ぶデモ参加者もいたという。本当なのか。
ところで、この記事は在日の問題点について全く触れていない。世界に例を見ない特別永住制度、また生保受給率や犯罪率の高さなど、在日の負の面に言及していない。なぜ在日が嫌われるのか、しっかりと取材してもらいたい。
(五十嵐岳男)