2016年1月25日、韓国・江原日報によると、韓国江原道の複線電鉄の建設現場で、アーチ橋を支えるための構造物が崩壊した。韓国鉄道施設公団は
「最近の大寒波で鉄骨が収縮したため」
と事故原因を説明しているが、一部では「手抜き工事」疑惑が
持ち上がっている。
24日午前6時16分ごろ、江陵?原州を結ぶ複線電鉄の建設現場で、アーチ橋を支えるための構造物が崩壊した。人命被害は なかったが、警察は2次被害を防ぐため、事故現場近くの道路を一時通行止めにした。事故直後、鉄道施設公団の江原本部は「突然の大寒波で鉄骨の構造物が収縮し、事故につながった」と明らかにした。
しかし、カトリック関東大学校のパク・チャングン教授は、「過去にはもっと寒い日が続いたこともあった。最近の寒さで鉄骨が収縮したとの説明はおかしい」と述べ、「ちゃんと設計されていたか、図面通りに施行されていたかなど、細かく調査する必要がある」と指摘した。
警察は「正確な事故原因を分析し、手抜き工事の可能性があれば捜査に踏み出す」と話している。
これに対し、鉄道施設公団は「2018年の平昌冬季五輪のために行われている工事であるため、手抜き工事をするなどありえない」と反発している。