またも見出しにsex slavery・・・ | 日本世論の会 本部

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またも見出しにsex slavery・・・

112日ソウルで日韓首脳会談が3年半ぶりに開かれた。同3JTにソウル発ロイター、ブルームバーグ電としてAbe, Park to tackle sex slavery issue(安倍首相と朴槿恵大統領が性奴隷問題で渡り合う)、副題’Comfort women’ discussed at first formal summit(「慰安婦問題」が最初の公式首脳会談で論議される)との記事が一面トップで掲載された。両首脳が笑顔で握手している写真も掲載された。JTでは毎度おなじみの慰安婦記事である。タイトルにはほぼ毎回sex slave/slavery(性奴隷)の語が使われる。「慰安婦」の直訳であるcomfort womenについては...are euphemistically known in Japan(日本では婉曲語法として知られる)とある。また、この記事でも慰安婦について...who were forced to work in Japan’s military brothels before and during World War II(戦前戦中日本軍慰安所で働かされた)とある。翌114日にもSan Francisco mulls sex slave memorial(サンフランシスコが性奴隷像を巡り論議)との共同電が掲載された。同市議会が太平洋を臨む公園に慰安婦像を建てることを9月に決定したが、未だに論議が続いているという内容だ。新聞記事では内容より見出しが重要となる。ここでもsex slaveの語が使われている。

慰安婦が性奴隷でないことはすでに明白であるのに、JTは依然として.sex slave/slaveryの語を見出しに使う。外国人はJTを日本のメディアと捉え、そこにsex slave/slaveryの語が使われているのだから、日本側も慰安婦をそのように認識しているのだろうと考えてしまう。JTなどわが国の英字紙は日本人によるチェック機能もないまま、邦字紙の読めない外国人に広く読まれている。邦字紙に比べわずかな発行部数の英字紙だが、外国人や海外への影響力は大きい。

(五十嵐岳男)