太平洋を航行する米海軍の駆逐艦「ラッセン」 =2009年11月(米海軍提供/ロイター)
中国国防省の楊宇軍報道官は27日、談話を発表し、中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島周辺12カイリ(約22キロ)内を航行した米イージス駆逐艦に対し、中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦の計2隻が「法に基づいて警告を行った」と明らかにした。.
また新華社電によると、中国海軍の梁陽報道官は27日、海軍の艦艇と航空兵力が「法に基づき、必要で合法な追跡、監視、警告を行った」と説明した。.
楊氏は米側の行為を批判した上で「中国軍の国家の主権と安全を守る意志は揺るぎない。われわれは必要な全ての措置を取り、自身の安全を守る」と表明した。.
さらに「今回の米軍艦の挑戦的な行為は、双方の相互信頼を著しく損ねた」と非難。「中国の国家主権と安全の懸念を尊重し、同様の事件が再び起きないよう米国に強く求める」と述べた。(北京共同).