韓国を覆う深刻な大気汚染、少なくとも2030年まで“我慢”!?=韓国ネット「助けて」「中国に何も言えないなんて、まるで無政府状態」
配信日時:2015年10月23日(金) 6時16分
2015年10月22日、韓国・マネートゥデイは、
このところ韓国全土が深刻な大気汚染
に悩まされているが、今後も年単位で長期間続くことが予想される被害に、韓国政府が効果的な対策を打ち出せないでいると伝えた。
韓国はここ1週間ほど全国的に大気汚染の深刻な状態が続いており、ソウルなど一部地域では超微細粒子被害に関する注意報も発令されている。これは大陸から張り出す高気圧の影響で韓国付近の大気が停滞し、
中国から流入したり国内で発生したりした汚染物質が長時間とどまってしまっているためだ。韓国の
大気汚染の5~7割は中国
など海外からの影響とされており、例年、中国で暖房用の石油・石炭使用が増える10月ごろから悪化する。
韓国環境部は国内で発生する汚染物質削減のため産業界や自動車関連の管理を強化、12年までにいったんは数値が改善したが、一昨年と昨年はまた悪化の傾向に戻ってしまっている。国内での発生分を削減しても、中国から飛来する汚染物質に実質的な対応が取られていないためだ。
経済協力開発機構(OECD)によると、中国で発生する汚染物質は2030年まで現在の高濃度の水準が続くとされており、有効な対策を打ち出せなければ、韓国のつらい状況も今後15年続くことになる。