「日韓首脳会談は可能」=慰安婦問題の進展要求-朴大統領
【ワシントン時事】訪米中の朴槿恵韓国大統領は15日、ワシントン市内で講演し、日中韓首脳会談が11月初めにソウルで開かれる際、
安倍晋三首相と初の2国間首脳会談を行うことが可能だ
と述べた。朴氏が日韓首脳会談の実現に直接言及したのは初めて。
朴氏は、日中韓首脳会談について「北東アジアの平和だけではなく、2国間関係の改善も期待できる」と指摘した。日韓関係に関しては「首脳会談を本当に意味あるものにするためには、(日韓)両国が未来志向で前進できることが重要だ」と強調した。
具体的な課題としては、いわゆる
従軍慰安婦問題に触れ、「この問題の進展をもたらす会談こそが、有意義な首脳会談と見なすことができる」
と改めて主張。安倍首相との会談で取り上げる方針を示した。(2015/10/16-10:15)