身の程を考えない挑発は中国の伝統。なんとか言ってやれよシールズーーーー。 | 日本世論の会 本部

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◆アラスカ沖のアメリカ領海を中国艦隊がパレード
  「アメリカをなめてるのか」と米海軍関係者は激怒

9月3日、北京で抗日戦争勝利70周年軍事パレードがこれまでにない規模で実施された。毛沢東時代が終わって以降4度目の大軍事パレードでは、初めて「人民共和国誕生の祝賀」が姿を消して、「抗日戦勝利」を徹底的に強調したものとなっていた。

かねてより米軍の中国専門家や一部の連邦議会・政府関係者などの間では「過去のV-J(抗日戦勝利)を過剰に強調することによって、現在のアジアの盟主は中国であることを世界に見せつけようという魂胆に違いない」との見方があった。その懸念がまさに的中した。

そして軍事パレードと時を同じくして、中国海軍にある動きがあった。
  5隻の軍艦で編成された中国海軍艦隊が、中国海軍としては初めて アリューシャン列島線を越えてベーリング海へと進出した。
ちょうど、オバマ大統領がアラスカを訪問中であった日程に合わせて、中国艦隊がアラスカ沖に出現したのである。
とりわけ米海軍関係者の注意を引きつけることになったのは言うまでもない。

■東シナ海で「サンバーン」をぶっ放し日本を威嚇

抗日戦勝利軍事パレードの開催前には、中国海軍の7隻の艦隊が対馬海峡を北上して日本海に入り、ウラジオストックを本拠地にするロシア艦隊と大規模な合同演習を実施していた。

また、軍事パレードの直前には、中国海軍東海艦隊と南海艦隊の100隻以上の大小艦艇、多数の海軍航空隊と空軍の航空機が東シナ海に繰り出して、実戦さながらの大規模軍事演習を繰り広げた。

中でも米海軍の目を引いたのは、中国海軍がロシアから手に入れたソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦「福州」(同型艦「泰州」は日本海での合同演習に参加)が「サンバーン」艦対艦ミサイルを実射テストしたことであった。

「サンバーン」(ロシア名「モスキート」)は、元々はソ連がアメリカ空母を撃沈するために生み出した超音速対艦ミサイルである。最新バージョンのものは飛翔速度マッハ3、最大射程距離240キロメートルと言われており、極めて強力な艦対艦ミサイルである。

「サンバーン」の実射テストを東シナ海でこの時期に実施したのは、日本とその“親分”であるアメリカにこれ見よがしに見せつけて、
過去の「抗日戦勝利」と現在の「対日戦必勝」をリンクさせるためだとも考えられ米海軍“反中派”は憤慨していた。

■ベーリング海に侵入し海軍力を誇示

ところが、そのように憤慨していた米海軍将校たちの神経を逆なでするように、「抗日戦勝利パレード」当日に、それもオバマ大統領がアラスカ州を訪問していた日に、中国艦隊がベーリング海のアリューシャン列島沿岸12海里内のアメリカ領海を“堂々とパレードした”のである。 米海軍将校たちが「アメリカをなめきっているのか!」と 怒り心頭に発しているのも当然であろう。