ご感想ありがとう御座います。どこかこの映画監督は精神が倒錯していると思う、載せてる新聞社も。 | 日本世論の会 本部

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木 上 様  (世論の会投稿)

          H27.8.19 篠田 亮

  

世論の会本部8/18配信 山田洋次氏の言?のこと
標題のブログに、山田洋次が「いざとなっても戦わないのが、この国のあり方だ」と述べたとある。
出典の記載なく、全体は不明だがこの部分だけから以下のような感懐を得た。

人間の戦は固より、生き物は、植物でさえ同種・同族の存続を期し、群れを成して戦う。古今東西、厳然たる事実。これが根絶は恐らく不可ならむ。限りある生の絶対矛盾だがそれこそが種の保存の原動力故。戦の勝者が生き残る。これが生物発生以来変わらぬ原理。人智は宗教というものを編み出し、制約を期したが、結局これすらが戦の因にさえなっている。

戦の制約方に、利害得失の算盤もあるが、これすらも戦の因となる。究極の力として核兵器による支配も、今や幻想でしかないことが判然(独占をヒトは許さない)。
戦を仕掛けられても抗しない生とは如何なるものか。山田氏に問うべきであった(家畜・奴隷を認容せずがヒト)。

飢えた旅人の為、自らの身体を焚火に投じるインドの聖者の説話の記憶あるが、ヒト一般には通じないこと。
況してや形而上的価値を体するヒトにとって可能か。考えるに戦を制するは利害得失の算盤と幾許かの生命観の葛藤しかないだろう。

何十億年かの生き物、数十万年のヒトの来し方をどう考え、後者の、将来に対する予想又は採るべき方策・思念を説かねばならない。

山田氏はその上で語ってこそ真率な人間たりうる。

安保法制反対の素性は定かでないが、該法制を不利とする人間集団(国家を含む)から、素朴幼稚な御身ダケ大切なヒト迄居る。前者の工作に乗った扇動が現代カワラバンを席巻しある現実に対し、国(人と生活)の存続を期する決心と方策を説いて已まぬ政治の寥々が口惜しい。山田氏流であれば自衛隊も否定の筈。これにすら無言の、カワラバン屋の魂胆が透けている。

自衛隊肯定は実は過半の筈。ならば自主防衛策を何故問
わぬ、その無知軽薄を何故指摘せぬ。セイジ屋は目先のバッジ報酬第一か。人間やその集団の本質から語らねば判らない敗戦後遺症覚醒に職を賭す者なしか。残念。

山田氏について;満鉄社員の子息で、戦前に東京での就学のため帰国。よって8/9のソ連侵攻の惨状を知らぬ。満人等に対する邦人の差別意識を云うが、自身が享受した優越をどう仕末する(尤もこれは満州に限らず世界共通の悪弊―異質に対する惧れや警戒が源。米国での日系人やその他移民の差別、そして黒人の公民権が1964年だったことを列島人の大半は知らない。

横浜の中枢を占拠せる米軍黒人部隊は1950年朝鮮戦争勃
発で直ちに戦線投入で基地がカラッポ。黒人に選挙権は、
1964年、朝鮮半島人選挙権は1925年)。

山田氏の、己が来し方を云わずは卑怯。森繁久弥も満洲国放送局員、何も語らずを何と見るべきか。

序で;太平天国の乱。滅満興漢が標語の、満州族による征服王朝清国打倒の内戦。ソ連と通じる共産主義勢力、八路軍、のち北鮮首領の金日成など匪賊の跋扈。

清国には治安の意志も力もなかった(南信から一村挙っての開拓民の悲劇など今や知る者さえなし)。ロシアの対日賠償たる満鉄の維持は広汎な妨害に直面。ソ連の謀略や米国の野心も想像に難くない。敗戦後70年洗脳された列島人には出来ない思考か?

満鉄経営に、日露講和の仲介者、T.Roosevelt の求める米国参入を受容すれば、東亜に対する日本の背信だけでなく、米ソ対立が50年早まっただろうし、日支共同経営としても華夷秩序が骨絡みの支那との円滑は不調だけでなく、米ソの介入は不可避だったろう。

満州事変を侵略だの、政策を誤っただのと語る向きの浅薄を感じてならない。歴史業者でない林房雄の慧眼(大東亜戦争肯定論)に改めて敬意。    

  以上



ソース 東京新聞

: 2015/08/18(火) 23:27:12.91

「男はつらいよ」などの映画製作を通じて戦後日本を見つめ続ける山田洋次監督(83)が十五日、
名古屋市内で本紙のインタビューに答え、政府・与党が成立に強い意欲を見せる安全保障関連法案に
「いざとなっても戦わないのが、この国のあり方だ」と反対した。 

 山田監督は幼少期を旧満州(中国東北部)で過ごし、十三歳で終戦。中国では日本人が中国人を差別する姿を何度も見た。
十四日に安倍晋三首相が発表した戦後七十年談話については、自らの経験を踏まえて
「日本人が中国や韓国の人たちにどれだけひどいことをしてきたのかという思いが込められていない。
なぜもっと素直に謝罪できないのかな」と感想を述べた。

 安保関連法案の成立を推し進めようとしている政府・与党の姿勢には「なぜ米国の戦争をお手伝いするための法律を
一生懸命作らなきゃならないのか」と疑問を呈し、「法案は『何かあったら戦う』となっているが、
『いざとなっても戦わない』というのがこの国のあり方」と話した。
 山田監督は多くの憲法学者が法案に反対していることを前提に、
代表作の主人公になぞらえて「寅(とら)さんは面倒な問題を考えるために学者や賢い人がいて、
そういう人たちの考えに耳を傾けなきゃいけないことをよく知っている」と発言。国会での慎重な議論を求めた。

 <やまだ・ようじ> 1931年9月、大阪府豊中市生まれ。南満州鉄道(満鉄)のエンジニアだった父の勤務のため2歳で旧満州に渡り、
47年に家族で引き揚げた。54年に東大法学部を卒業し、松竹に入社。
代表作に「男はつらいよ」シリーズや「幸福の黄色いハンカチ」など。96年に紫綬褒章、2012年に文化勲章を受章。