大量のシアン化ナトリウムを軍が何のために蓄積してるの? | 日本世論の会 本部

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 【天津時事】中国天津市の港湾地区で発生した大規模爆発で、市当局は16日、死者数が112人に達したと発表した。
なお95人が行方不明で、うち85人が消防関係者。被害状況の拡大に市民らの批判が高まる中、李克強首相が16日午後、天津の現場に入り、陣頭指揮を執ることになった。

 12日深夜に爆発が起きた危険化学物質の倉庫には、毒性の強いシアン化ナトリウムが大量に残っている恐れが伝えられていた。
中国中央テレビ(電子版)によると、
北京軍区参謀長は16日、

シアン化合物が2カ所に保管され、

総量は数百トン
に上るとみられると確認した。
 現場では小規模な爆発が続き、消火活動などは難航。シアン化合物拡散の恐れがあり、当局は周辺3キロを立ち入り禁止にした。化学物質を使い中和させるなどして無害化処理を急ぐ。
 一方、死者112人のうち身元が確認されたのは24人にとどまる。今後、死者数がさらに増える可能性も高まっている。
 爆発発生後、習近平国家主席や李首相は徹底した救出活動など「重要指示」を発出したが、李首相の天津入りは初めて。
中国では大規模な事故や災害が起きると、首相が現場に急行し政府の姿勢を国民に示すのが通例だが、今回は劉延東副首相が現地入りしたのが最高レベルで、習近平指導部の対応に批判が集まっていた。
 被害状況の確認の遅れや情報開示の在り方にも市民の不満が募り、市トップの黄興国市長(共産党委員会書記代理)の責任を問う声も高まっている。中国メディアによれば、黄市長は15日夜、安全生産工作会議に出席し「心が痛む」と述べるとともに社会安定に全力を尽くすよう指示した。(2015/08/16-17:51