ドイツ西部ボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で「明治日本の産業革命遺産」の登録審議が、5日(日本時間5日夕以降)に持ち越される見通しとなった。政府関係者が4日、明らかにした。
産業革命遺産の審査は4日午後(同4日夜)以降に行われる予定だった。「明治日本の産業革命遺産」をめぐる韓国側の発言内容について、日本側と調整が難航しているためとみられる。
韓国側は八幡製鉄所など7施設で「戦時中に朝鮮人労働者が強制徴用されていた」と主張して反対活動を展開したが、6月の日韓外相会談で両国が双方の推薦案件が登録されるよう協力することで一致していた。