生の植村隆観察記 | 日本世論の会 本部

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本日東京地裁103号法廷は、運の悪い数名が抽選はずれで、並んだ人は大多数が入廷できました。
植村隆が文春と西岡力氏を名誉棄損「捏造記者」で訴えた裁判の第2回口頭弁論の日でした。並んで待っている間に珍事発生。自称ジンギスカンの末裔という老女に向かって、何か不倶戴天の敵なのでしょうか、一見縄文人のようなひげもじゃの男がいきなり怒鳴り始めました。 互いに左翼陣営なのですが、性分に合わない仲なのでしょう。

それはさておき、今日は早々と傍聴席に入り、植村隆の息遣いを感じることができる傍聴席の前の方に陣取り、開廷の時を待ちました。
植村原告弁護団席には、今日は宇都宮健児(元東京都知事選挙落選者)や海渡雄一弁護士(福島瑞穂の同棲者)が第2列に着席し、次いで、あの小林節が第1列中央のマイクスタンドのある位置に座しました。

何が始まるのかと思って観ていると、原告弁護団の一員として、特別に意見陳述をするということがわかりました。
話した内容たるや、「本訴訟の焦点は、植村隆が捏造記者か否かの1点。慰安婦などの歴史に関して議論はしない。挺身隊の混用は当時は各新聞社何処でもやっていた。単純に、植村への人格侵害と、植村の家族まで脅かされる生存権の問題になり、そうした事態を捨て置けず乗り出した。」であります。傍聴席から、AOさんのつぶやき「捏造だろ」に、担当弁護士が「静かにしろ」と反応しました。

今日の法廷は、被告側から準備書面が提出されたことが大きな進展です。焦点は、名誉棄損事案では普遍的な、被告の著述が、「事実の適示」なのか「論評」なのか、真実相当性、目的の公益性があるかどうかです。

「捏造」と言ったことが、事実として争うのか、その場合真実と信じるに足る事実があったのか、そうではなく単なる評論、推論であったとするなら、違法性阻却となり、原告植村隆の勝ち目はないのです。

いずれにせよ、次回10月26日までに、双方が詳しい文書を裁判所にすることで閉廷しました。3時からの法廷は30分で終了。

4時から参議院議員会館講堂で、植村側の報告集会が開かれました。(60名ほど参加)

第1部は、元読売新聞のアカ記者だった山口正紀(「人権と報道・連絡会」世話人)が、講演し、「安倍政権のメディア統制と家村攻撃」についてしゃべりました。抑々朝日新聞の8月5日の特集記事は、安倍首相が火をつけたからだ、朝日は沈静化を図るために吉田清治誤報を検証したものの、屈服する形となってしまった。それ以後、メディアはさわらぬ神に祟りなし状態。へたに騒ぐと植村、朝日みたいになると、委縮している。安倍はメディアに対して飴と鞭を使い分けている。飴はメディア幹部との度重なる会食。鞭はテレ朝、TBS攻撃。そして最近のはなしである、百田尚樹の沖縄2紙潰せ発言。植村裁判の意義は、市民の力で萎縮したメディア、ジャーナリストを守ることである。

第2部、植村隆自身の話としては、
4月29日から5月8日までのアメリカツアー(大学めぐり)した。
6大学で総数8回の講演を実施。
この仕掛け人(世話人)が、モンタナ州立大学準教授のおなじみ「山口智美」であった。
山口が日本における植村攻撃を、英文サイト「JAPAN FOCUS」に報告したことが契機で、アメリカ国内の反響を呼び、6つの大学が植村の招聘を決めた。その大学は、ミルウォーキーのマーケット大学、シカゴのデュポール大学とシカゴ大学、ニューヨーク大学、プリンストン大学、UCLA。延べ8回の講演は、終始、「日本の歴史修正主義、表現の自由への挑戦」を問題視した。朝日などのメディアは報じなかったが、産経だけは、ご丁寧に事実を報じてくれた。

植村のアメリカツアーに協力したアメリカの学者らが、例の「国家主義、事実を曲げる、偏見のない清算を」のオープンレター署名人になっている。ノーマ・フィールド(シカゴ大学名誉教授、小林多喜二研究者)は、植村の通訳兼運転手を務めるほどであった。

アメリカツアーで相当自信をつけた植村隆。リベラル左翼メディアは、反安倍政権でますます攻勢を強めるであろう。

以上


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