「安保法制論議」をどうする。 | 日本世論の会 本部

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木 上 様    (世論の会投稿)

           H27.6.22 篠田 亮

「安保法制論議」をどうする。

国会やマスゴミでの安保論議、古今東西、ためし無き珍物。

敗戦後70年、瞑目、仮眠の咎め一挙顕現。戦争は、所詮、人間の自己保存欲(ジンケンの第一)に発することを何故語らぬ。個人間闘争の日常茶飯を否定はしないだろう。生き物は、稙物でさえ群れて生存を期する。人が集団(例えば国家)をつくり、目的達成に邁進は当然の行動。ヒト発祥以来繰返された闘争の経験に鑑み、神を創造しその弊の縮少を期してきたが、何せ生存が目的、未だ完全は実現せず。マフィア、マル暴にさえ戦争は存在(核兵器を以て戦争根絶を夢見た者居そうだが、ドッコイ皆がこれを持ちたがって結局幻と成れり。生物本性を看過の証)。

釈迦に説法だが、国会や憲法業界のセンセイとやらは実は承知のスケの筈で、何故これを語らぬ。敗戦後遺やその後の愚民化統治の成せる幼児を取敢えずアヤシテ録を得たいのか。

警察の元高級官僚も与しているらしいが、警察力無き社会の治安をどう作るのか。色欲小説書きにどんな見識、策ありや。米国のリベラルとやらが遂に“ケイサツ”を忌避している(もともと僭越だったが、50年程曲りなりに機能した)。職や録を賭して、斯る本質を列島住民に説くもの居ないのか。このまま推移すれば、憲法改正など遠のくばかり(斯かる列島人の18歳選挙権なんぞ狂気の沙汰)。果断な議員や論者に所属政党や有権者から特別褒賞でも贈って称揚したい。

尤も、他者の要求応を丸呑みすれば、差当りの平穏を得られるかもしれない。されどジンケンとやらは担保されないし、要求に際限はないと考えるのが至当。

 「耳なし芳一」の説話、最早知る人僅少だろうが、“日本国憲法”や“ヘイワ国家”の札を貼りまくっても、悪霊は退散しないだろうし、所謂ジンケンの最重要器官、目、口にお札は貼れない。小生、平穏は所詮利害得失の均衡制御でしか得られないと信じる。従って無防備など、これも狂気の沙汰。 

自民党議員が、自衛隊員家族が動揺とホザイテいた。身の危険を冒しての任務、であるからこそ尊崇されるのだ。斯る心情を非難しないが国家保全を務めとする国会議員がこれを扇動すべきか。

〝天に代わりて不義を討つ 忠勇無双の我が兵は歓呼の声に送られてーー“、世界史に稀な自衛に赴いた先人を否定するのか。国民覚醒のため、国政にある者は今何をすべき猛省を求める。

 

序で;安保法案を憲法違反と呼んだ教員の与党推薦に携わった者の氏名を明らかにせよ(党内であれば要処分)。歴代法制局長官の多くにもこの手合。今改革せずば、亡国は近い(MOFAから鞍替えのオソマツ防大教員、中人国からの留学生対策はどうする)。 

防衛局所管の航空基地周辺防音工事対象となった経験あるが、外国人乃至帰化人系業者が取り仕切っていた。価額はどう見ても高値。防衛局の査定甘くある種運動資金に流れていないか、懸念あり。昨年この種事業の窓口を務めた公益法人理事長が、収賄で摘発されたが審決不明(マスコミ続報なし)。同人は公益法人故、刑事罰対象とのこと。贈賄側業者は民間人故時効成立とのこと。

斯る法制・施行で再発防止できるか。何より防衛局自ら実施に当らない姿勢が問題。紙幣で口を塞ぐ根性、沖縄や近くオスプレイ配備の横田に対し姿勢改革必須。

(了)

<ご参考>

福田恒存著 「平和論に対する疑問」

http://books.google.co.jp/books/about/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E6%81%86%E5%AD%98%E8%A9%95%E8%AB%96%E9%9B%86_3.html?id=hGd3PgAACAAJ&redir_esc=y

松原 正著  「戦争はなくならない」  ’84 地球社刊

http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-1984%E5%B9%B4-%E6%9D%BE%E5%8E%9F-%E6%AD%A3/dp/B000J77Y1C0

永井陽之助著  「平和の代償」   中公叢書にて‘62 刊(初版)

 http://www.amazon.co.jp/dp/412160136X/ref=pe_185932_174496642_pe_multi_vfe_best_dt1

                                                     以上