複数の韓日外交消息筋は9日、「国交正常化50年を迎え、両国関係の改善に向けて昨年9月、水問題に関心が多い徳仁皇太子を公式招請する文書を韓国側が日本政府に送った」とし「しかし日本政府は『日程上難しい』という理由で事実上拒否する意思を 公式外交経路を通じて伝えてきた」と述べた。
対外的な名分は「日程上の理由」だったが、2012年に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)訪問直後、「(天皇が)韓国を訪問するのなら独立運動で亡くなった方々を訪ねて心から謝罪するべき」と述べた発言の余波が残っていることも影響しているということだ。
また安倍首相が8月に従来の談話から「侵略」「植民地支配」などの表現を抜いた「安倍談話」を出そうとしているところに皇太子が訪韓する場合、支障が生じると判断したという分析もある。