神奈川の世論 年頭のメッセージ | 日本世論の会 本部

日本世論の会 本部

各支部並びに会員相互の交流と広報を目的としています。

body

各位

 

 平成27年の新春を皆様と共に迎えることができ、お慶び申し上げます。昨年末の衆議院選挙は自民党が大勝し、第3次安倍政権の発足を大いに期待しています。

 今年は戦後70年になりますが、昭和20年の敗戦当時、私は国民学校の6年生でした。8月15日の玉音放送は、集団疎開先の青森県のお寺で拝聴しましたが、敗北感と安堵感の入り混じった複雑な心境でした。そして10月21日に帰京しましたが、すでに占領軍が進駐し、社会は混乱を極めていました。

 年が明けて昭和21年になると、都会では住宅事情の悪化と共に食糧の配給が大幅に遅れ、どこの家庭も3度の食事にも事欠く状況でした。そのため住民の多くは農村への食糧の買い出しや、闇米の取得などで苦労し、毎日を生き抜くことで精一杯でした。

 現在の憲法はこのような社会状況の下で、占領軍に押し付けられ、形式的な国会審議を経て、昭和21年11月3日に公布され、翌年の同22年5月3日に施行されたのです。

 ところで、国家とは領土・主権・国民から成っていますが、国家存立の基本要件は、政治・経済・安全保障で、これは古代ローマ時代以来不変です。

 現在の憲法は、この安全保障を担う自衛隊について定めて無く、国家の緊急事態についても定めていません。一方、前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我等の安全と生存を保持しようと決意した」と、国の防衛を他国任せにしています。

 すなわち、日本国憲法は「平和憲法」ではなく「欠陥憲法」なのです。昨年11月1日、横浜市開港記念会館で「憲法改正を実現する神奈川県民の会」の結成大会が開催されましたが、当会も友好団体と共に積極的に参加し大会を盛り上げました。それでは会員の皆さん、今年は憲法改正を実現するために頑張りましょう。

 

 平成27年 元旦

 

         日本世論の会神奈川県支部長  新井 三男