木 上 様 (世論の会投稿)
H26.8.28 篠田 亮
最近の報道など、彼是について産経新聞宛下記を要望しました。
お目にかけます。 (了)
産経新聞 編集委員室 各位
貴紙及び貴紙関連と解されるフジTV番組ついて以下を要望します。
1)8/28付貴紙「産経抄」
連帯保証制度の見直しが進行中は初耳で新鮮でしたが、民間金融の
円滑に水を差さないことに注視されたい。責任感、頓に薄れた世相
を甘く見ないこと。
併せて、該コラムが触れた新藤兼人氏に係る挿話を敷延して、生家
没落の背景に、綿花の輸入自由化があったことを周知されたい。
綿花栽培は江戸期中葉には各地(新藤氏故地の安芸西部の他に、三
河、河内、播磨、備後等)に広布し、自給の状態だったが、明治開
国の結果として、奴隷労働ベースの米国綿に抗しえず、絹糸、絹布
に課せられた関税との戦の結果、国内の綿花栽培は死滅したと小生
は推測する。
自由貿易を無条件善と見る浅薄者に報せて欲しい故事です。
2)「想定」なる用語
近頃、何の躊躇もなく想定の語が用いられる。科学者に在っては仮
説というべき内容で、仮説の検証・実証こそが科学ではないか(湯
川博士の中間子理論もこうでなくては合理的でないとの思惟に始ま
る仮説とその実証があったのち受賞―Coloured 初、は広島・長崎
に係る政治的意向の作用とみるが)。地震、気象の予測を想定という
は科学精神の放棄。政治・行政・軍事などは想定なくして行動を決し
難い所以による。
近年の日本語の衰退は目に余る。言論の府とやらのオソマツも言語
の衰微と関係あり。矢鱈カタガナ語、2音節化(例:スゴッ)などは
世間・学校の衰退が主犯だが、活字媒体による歯止めを期待する。
3)BSフジ「日本遺産物語」-8/27放送
27日放送の該番組“原爆ドーム”が産経新聞社制作とあったように
記憶。然らずと云えど同系企業故貴紙紙面で以下を論評されたい。
*言い古されたことだが、石碑文言の主語を、市発行の外国語文書、
他国文書等では何とされているか、調査周知されたい。
*番組ナレーションは、広島を軍都だったからと云わんばかり。精強
と云われた第5師団編成地ではあったが、当時、広島には不在。
あの時期米軍にとって問題ではない(幼年学校など問題外)。。呉軍
港・工廠とは数10km離隔。戦略重点なら何故あの日以前に殲滅し
なかった。如何なるジンの企画・制作か紙面で検証されたい。
*案内人とやらの出演芸人、滝田栄が祖父?が宇品の回天基地で原爆
投下B29を目撃と云ったが、宇品に回天基地なかった筈。軍都の証
拠にしたい虚偽又は捏造台本。検証されたい。
*先日、市長が“戦争は絶対悪”と云ったらしいが、「絶対」の正しい
意味を知らぬか、大嘘ツキ。“戦うくらいなら、死又は奴隷を選ぶ”
者は地球上に5%も居まい(日本は多分真逆)。生まれた不幸を恨むな
ら聖人とこそ呼ぶべき。
原爆使用も人間業。生物の業(ごう)に目を瞑る種は絶えるのみ。
いつの日か、この70年で核兵器が数千万の人命喪失を抑止したとの
Simulation 小説が出るまで、寝言は絶えまい(究極Realism)。
4)広島市災害
法律による、警戒区域指定、同警報発令すらできない、ミンシュセイ
の宿痾をどうするか何故論じない(核兵器反対より先)。
被災地の最高地に県営住宅所在に啞然。
斯る宅地の造成者は誰。県事業とすれば、同法所管部局は何をしていた
のか。既造成地の買収とすれば、住宅を健設した部局の存念は何。
現行法制で、区域指定無き土地の民間開発を停止する手立て無しだろう。
逆に県事業が施行されれば、何程かの安全担保したと世間は見る。
各般に亘る自治体行政・議会の腐朽を総浚いし、改革の契機とすること
が死者へのせめてもの手向けとなる。 以上