絶壁の蔦剥がし
出典:富津市
経緯:
千葉県富津市・安房郡鋸南町は、日本遺産認定申請をする取り組みを進めている。
テーマとストーリーは、房州石の産地として江戸時代中期、良質な石材が切り出され、幕末以降、台場や横浜港などの建設に広く使用、各地に石材を供給し、近代化する首都圏の歴史を象徴する場所として、鋸山、石切場跡の産業遺産、日本寺の石仏群などの文化財を含めて検討するという。
このような機運が高まるなか、石切場跡では蔦が繁殖し、雄大な景観が損なわれる恐れがあるため、地獄のぞきで知られる80mの絶壁で蔦の取り除きを行った。
富津市は「日本遺産認定への意欲を語り、両輪(名勝と日本遺産)で取り組みたい」という。
鋸山:鋸山と羅漢石像群として千葉県指定名勝。
雑感:
登山家ら3人がロープで降下し、絶壁沿いにぶら下がりながら手やのこぎりで蔦を取り除いていったという。
認定に 自然なれども 蔦要らず
ab.nan