【探訪】海がないのに海の付く地名・長野県小海町 | 地方史愛好家 ab.nan27

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地域の魅力を発信!地域の歴史・文化を礎に探訪・踏査を旨とし、時々【寄り道】しながら綴ります。

出典:JR 東日本

経緯:
 JR小海線に乗り、小諸.長野県から小淵沢.山梨県に向かった時のこと、長野県南佐久郡小海町周辺には「海」の付く地名が多い。由来は、いずれも川が堰き止められ湖になったことによる。

地名:小海町小海・こうみ
地形:相木川が北西流し、千曲川に合流する。
由来:古代、相木川が堰き止められ、湖を形成したことによる。

地名:南牧村海ノ口・うみのくち
地形:八ヶ岳東麓、千曲川上流域
由来:仁和4年、八ヶ岳の山崩れにより千曲川上流域・海ノ口〜海尻に至り泥流で堰き止められ湖となり、その入口に位置したことによる。

地名:南牧村海尻・うみじり
地形:八ヶ岳東麓から千曲川にかけて位置する。
由来:仁和4年、八ヶ岳の山崩れで千曲川上流域・海ノ口〜海尻に至り泥流で堰き止められ湖となり、その末端に位置したことによる。

特記:
1.JR小海線・こうみ
 小諸・長野県⇄小淵沢・山梨県を結び、海抜日本一の野辺山駅を通る、駅名には「佐久海ノ口」「海尻」がある。
2.湖は、淡水であり「アハウミ・淡海」と呼ぶ。