こんにちは。

研修コーディネーターの飯島(日本酒)です。

 

突然ですが、問題です。

管理職に求められる能力とは何でしょうか?

 

マネジメントスキル

リーダーシップ

問題解決力

目標設定力

達成意欲・・・

など、あげればキリがありません。

 

もちろん、これらの能力も重要ですが、

私は「認める力(承認力)」がより重要だと考えています。

 

山本五十六の有名な言葉に

「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば

人は動かじ」というものがあります。

 

この言葉は部下育成のポイントを的確に示しているのですが、

そこで「ほめてやらねば」という部分が大切。

 

「させてみて」は「やらせてみて」という意味ですが、

やらせてみた後に『やらせっぱなし』にしてしまうことが

ほとんどです。

 

できた部分はしっかりと承認し、できていないところは

指摘を行い助言する。ここまでやって人は育ちます。

(「ほめてやらねば」には、承認だけでなく指摘・助言を含む

というのは私の見解なので、参考まで)

 

そして、管理職の業務の中には部下に対する評価があります。

この評価の結果を部下にフィードバックする際にも、この承認力は

とても重要です。

 

多くの評価フィードバックでは、部下ができていないことに対する

指摘を伝えることが主になっており、できていることをしっかりと

承認できているケースはほとんど見られません。

 

「あの仕事はかなり難しかったと思うけど、Aさん(部下)は

しっかりと時間管理をして、遅れなく品質の高い仕事をして

いたよね。見ていて、感心したよ」

 

ここでのポイントは、何が良かったのかを具体的に示すことです。

「何か、頑張ってたよね」みたいな抽象的な承認は意味をなしません。

そして、具体的に示すには日常から部下を観察することが大切であり、

だからこそ簡単にできるわけではなく、日々の意識が必要となります。

 

また、評価フィードバックにおける「承認」においては、2つの承認を

推奨しています。

 

1つは、先の例にあったように、「仕事のやり方についての承認」です。

素晴らしい成果を上げたこと、仕事を通じて成長したことなどを認めます。

 

もう1つは、「組織の一員として大切な役割を担ったことに対する承認」です。

人は『この組織において必要とされていたい、認められたい』といった欲求が

あります。マズローの5段階欲求で言えば、「承認の欲求」に当てはります。

(逆に言えば、『この組織において自分は必要とされていない』と感じた場合、

転職活動を始めます・・・・)

 

評価のフィードバックの際に、「A君がいてくれて助かってるよ。ありがとう」

という一言があるだけで、どれだけ相手のモチベーションが変わることか!

これらの言葉を管理職が形式的ではなく、本心で言えることができるスキルが

管理職には求められると思うのです。

 

さて、話かわって。

写真は青森の郷土料理「鮫のすくめ」。

こらが美味しい!酒にあう!

でも、東京で食べられるところ、見たことが無いんですよね。

誰かご存知のかた、教えてください~。