こんばんは
本日は水換えの際にどのようにカルキを抜くのが生体にとって良いのかというのをご紹介します
おそらくあまり他では語られない(語ったらまずいのかな?)と思いますが、当方は関係なく今までもメダカ飼育者さんがより良い環境で飼育できるようにサポートをしていくためにブログを書いているので、この記事が消されたらその時はお察しください。笑
では、本題に入ります
水道水はご存知の方も多いと思いますが、河川やダムから取水を行う時にフルボ酸などの有機物が含まれることが多いです。
フルボ酸とは、森林や土壌の中に存在する有機酸の一つなので完璧に取り除かれた河川はほぼないと言っても良いでしょう。
フルボ酸が多く含まれている状態で塩素処理をしてしまうと発ガン性物質と言われているトリハロメタンが発生します。
浄水場では各県や各地域水質が異なるので、なるべくこのトリハロメタンが発生しないような工夫して塩素処理を行なっています。
トリハロメタンの一種であるクロロホルムとブロモジクロロメタンは、世界保健機関の国際ガン研究機関において発がん性の恐れがあるとされています。
このトリハロメタンがアクアリウムではどう関係してくるのかと言うと、どれだけ除去を浄水場が頑張っても微量は発生してしまいます。
日本は他国よりこの数値は厳しくなってますが、
微量は発生してしまうのが現状です。
浄水場では、フルボ酸等を膜ろ過などにより吸着し水中のフミン質を除去してから塩素消毒することでトリハロメタンの発生を抑えています。
最近では、アクアリウムにおいてフルボ酸を使った商品がよく見かけられるようになってきました。ソイル等も製品によっては影響するかもしれません。
このフルボ酸の商品を使用している水槽内にカルキを抜かない水道水をそのまま入れてしまうと有害なトリハロメタンが発生してしまいます。
NGな方法は、カルキを抜いていない状態の水道水を水槽に直接入れてからカルキ抜きを後で入れるという方法です。
もちろん浄水器等を使用している場合は、別ですがカルキを抜かない状態の水を直接水槽には入れないようにしましょう
そのためトリハロメタンを発生させないようにするには、バケツ等に水を汲みそこにカルキ抜きを入れてから水換えをする。
この方法を守って頂ければメダカ達に快適な生活を送ってもらえるのではと思います
人間の発ガン性がどこまで魚類にも影響するかは分かりませんが、万が一を考えて対策しておくことが必要かなと販売する側は思います。
今は生きていても、のちのちメダカ達に影響が出てくるようなメダカを販売することは良くないと考えます。
当方はプロとして寿命まで元気に生きてくれることを願ってお客様に販売していますのでご安心下さい
という意外と語られない内容のご紹介でした
ちなみにチオ硫酸ナトリウムを蓄積させないカルキ抜きがオススメですのでこちらにリンク貼っておきます
750リットルに対応してますので、コスパ最強です
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