学級担任のいない学級はどうなるか。
たぶん、かなりの確率で崩壊するでしょう。
ただ、高校生くらいになるとそうでもないかもしれません。
将来のことを考えれば、
つまらない争いはしないでしょう。
しかし、小学校、中学校は、とても厳しい。
学級担任がいないということは現実的ではありませんが、
学級担任がいても学級崩壊することはあるわけです。
それは、その担任に権威がないからです。
権威とは何かといえば、
この先生のいうことは聞かざるを得ない力
とでもいえるでしょうか。
単に怖いと思っている場合もありますが、
心を揺さぶる人間としての力
いわば人格そのものだと思います。
極端な話、どんなに正しいことをいっても
子供が言うことを聞かないことがあるということです。
事実あります。
何を言っているかではなく
誰が言っているか
それが一つの権威、
その上で信頼関係が構築されて
教育が成立していくはずです。
まあ逆に言えば、だから教育は恐ろしい
ともいえます。
学級に限らず、集団や組織のトップには
権威がないとその集団や組織は
いってみれば、勝手なことをしだすのは目に見えています。
日本の場合、
内閣総理大臣という学級委員長はいますが、
学級担任はいません。
(レベルが違いすぎて、比喩に無理がありますが…)
しかし、
学級担任は実は姿はありませんが存在します。
それが「法」だと思います。
法には権力があります。
当然、つまり国民が総意で認めた決まり=法
(多数決で決定すればそれは総意のはず)
だから守らなくてはならない、
民主主義の国それが法治国家である日本です。
法の中で最も権威のあるのが憲法です。
憲法は、単なる決まりではなく
その国の進むべき方向性、
いわば、国の目標でもありますが、
今日はこれ以上触れません。
何を言いたいかというと
世界は、
この学級担任のいない学級のようなもの
ということです。
国際法はありますが、簡単にいえば、
これまでの経験則を重ねてきた約束事であり、
現在学級担任は、国連の安全保障理事会ということでしょう。
この担任に権威があると思う方は
どれくらいいるでしょうか。
国連が、現在の組織や運営方法でよいと
お考えの方はどれくらいいるでしょうか。
そもそも、国連が組織され、その目的等が決められたとき、
連合国数カ国だけです。
その国際秩序、国連の組織、運営方法等に
全他51か国がサインして始まりました。
国際連合とは=United Nations=連合国そのものです。
だからその時参加していない日本は守る必要がない
といっているのではありません。
むしろ、今も守ろうとしているのは日本です。
基本的に国際社会においては
国益優先は現在でも普通だし、
力関係が大きいというのも現実です。
しかし、
それでは世界は持ちこたえられないということも
皆うすうすわかってきているのではないでしょうか。
地球温暖化による危機より
戦争による、世界秩序の破壊、大きな犠牲
核による世界危機の方が先というか、
リアルのように思えます。
たぶん、普通の生活者である一般市民は
だれも戦争なんて望まないはずです。
しかし、現実に起きている不条理さ。
国際法に権威があるのか
国連に権威はあるのか
たぶん、今、
それを調整できるの日本だと思っているんですが…
しかし、大事なところで決断をまちがってきた歴史があります。
不吉なことを言うつもりはありませんが、
だれもがどうにかしたいと思いつつ、
できないのが今なのですが。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。