この月刊誌を購読している。
なぜかと言うと、詩を投稿すると、
マーサ・ナカムラさんが選者で講評をしてくれるから。
憧れの詩人様なのである。
6月号で選外佳作(作品は未掲載だけど)として講評をいただいた。
嬉しくて、本を抱いて寝てしまった。
がんばろ~、って心から思った。
その駄作は、以下です。
ななそじ
あの日から忘れられない
成人した老若男女のあらゆる年齢層がいるホール
講師の問いに手を挙げた面々
一番前からそっと振り返ると誰もが笑んでいる
自分を肯定できる人々の中でわたしは冷え込んだ
みんなと違う ことを
凍り付いた思いはちょくちょく甦る
そのたびに両手で包み込んで温めるのだが
中心部分が溶けない
なぜ なぜ なぜわたしは不満なのだろう
そしてなぜ 終わってもいない人生を
もう一度同じでもよいと思える人がいるのか
あと少し生きれそうだから
挽回を考えている勉強をする出掛けていく
残り時間を数えながら
無知を知る非力を悟るかなしみが深くなる
スタートラインがみな同じだったら負けなかった
いつも思う言い訳 見苦しいぞ自分
あの日すべてを否定した
人生は理想に近い
人生は幸福な状態だ
人生に満足している
人生に求める大切なものを得てきた
人生をやり直せるとしても何も変えない
ゴールはまだだ