おがさわら丸に乗って片道24時間

(到着が遅れて27時間)

の過酷な旅を終えて船旅は懲り懲り。


となったのだが、

悔しさが込み上げてくる。

シュノーケルも船もダメだなんて

ショックが大きすぎる。


小笠原に行ってから数カ月後、

中山峠で出会ったお兄さんと

旅のお話をすることになった。




彼はかなりハードに

旅をこなすタイプの人間のようだ。


私もなかなかだと思っていたけど、

足元にも及ばない。

船旅も50以上しているそうで経験豊富。


「私はもう船旅はできないかもしれません」

と相談したところ、

「おがさわら丸の揺れは別格、

    他の船はそんなに揺れないよ。」

と教えてもらった。

ホントかなあと疑いつつ、


小笠原から半年後の7月。

私は船旅を予約した。


彼を信じて。


私は3連休が限界のため、

時間のかかる船旅は

綿密な計画が必要になる。


しかもおがさわら丸みたいに

3時間も遅れたらヤバい!


今回の計画はこうだ。


まず仕事が終わったら夜行バスで仙台へ。

仙台から夜出発する太平洋フェリーで

苫小牧を目指す。


苫小牧に降りたら駅まで行き、

特急で登別へ。

登別駅からバスで登別温泉。


滞在時間は1時間で

また苫小牧へ戻る。


苫小牧に同日夕方出港する

さんふらわあふらので茨城の大洗港に帰り、

そのあと東京に電車で帰るという

ハードスケジュールを敢行する。


こういう難しい計画を立てたあと、

それをその通り実行できたときに

楽しさを感じる。


それでは次回からこの旅を書いていきます。