北の大地で心温まる麺を〜株式会社 望月製麺所(北海道登別市)〜 | 【日本の麦の底力】国内産麦 応援ブログ

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「日本の麦の底力」運営事務局による「国内産麦を50%以上使っている商品や料理」「国内産麦を推進している企業やお店及びイベント内容」などをブログで紹介しています。

 

 

 

 

こんにちは!

国産麦応援ブログです。

 

だいぶ涼しくなり、秋の訪れを感じますね。

 

 

 

 

 

今回は北海道登別市にある【株式会社 望月製麺所】さんへ取材に行って参りました。

 

 

登別駅から電車で約10分、バスで15分程先の幌別駅から車で10数分行ったところに望月製麺所はあります。

 

移動中、窓の外に海が見えたり、道路は広くて北海道ならではの豊かさを感じました。

 

 

 

そして望月製麺所さんに到着しました。

 

 

 

 

入ってぐすぐに事務所があり、数人のスタッフさんがおりました。

 

 

 

 

今回お話しして下さったのは、社長の望月一延さんです。

 

 

 

 

 

 

奥が工場と繋がっており、まずは工場の方を見学させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず驚いたのは使用する小麦粉の種類の多さです。

 

殆どが北海道産の小麦粉であり、うどんにはこれ、ラーメンにはこれ、とそれぞれに特性を掴んで使用している徹底ぶりです。

 

 

 

 

 

 

生産者が分かる小麦粉もありました。

 

 


 

 

北海道クリーン農業推進協議会登録商品です。

安心・安全について一定の基準を超えているモノを取り扱っています。

(残念ながらこちらのYes!clean小麦粉は在庫が無くなり次第生産終了となります。)

 

 

 

 

 

 

稼働中の機械も見せて頂きました。

 

 

 

 

 

ラーメンの麺を作っているこちらの機械は最新の物を導入し、麺の太さと量に応じた切出し作業が出来る仕組みとなっております。

 

 

 

 

 

小麦粉を練り上げる通常のミキサー工程にもこだわりがありました。真空を掛けないことにより小麦の風味を大切にしています。その先の切出し機から出てきた麺からは小麦粉のふくよかな香りがしました。

 

 

 

 

 

この光っているミキサーは真空状態で小麦粉を練り上げる真空ミキサーです。

小麦グルテンの繋がりが強くなり麺の歯ごたえを強化することができます。

種類は75kg練り・25kg練り・5kg練りと注文に応じて使い分けができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代のつけ麺ブームでもちもち麺が流行っているので、時代のニーズに合わせて使用し始めたとのことです。

 

 

 

 

この取材中、機械を見せてくださったりここまでオープンにお話ししてくださって大丈夫なのだろうかと思いましたが、社長とスタッフのやりとりを見ても、必ず“○○さん!”と名前で呼んでいたり、飾らないのは社長の温かい人柄なのだろうと思いました。

北海道は寒かったですが、なんだかほっこりする取材になりました。

 

 

 

 

 

 

この工場で作られている商品は100種類以上。

 

イチオシ商品はこちらです。

 

 

 

 

●登別 閻魔ラーメン

 

 

 

 

 

 

閻魔ラーメンは登別のご当地グルメとして、厳しい推奨基準準6項目を満たす登別ブランド推進協議会に登録されている商品です。その他“閻魔焼きそば”というご当地グルメもあり、登別の名物となっています。

ラーメンに使用している小麦はきたほなみ小麦、閻魔焼そばは十勝産ゆめちから小麦です。

 

 

 

●トマトラーメン

 

 

 

 

 

 

北海道産の高級トマト、『シシリアンルージュ』を使用した、イタリアン風トマトスープのラーメン。

北ほなみ小麦を使用しています。

 

 

 

 

●ちょっと汁有り担々麺

 

 

 

 

 

若者に人気の一品。本場四川料理の総料理長が監修した、完成度の高いうま辛さ。

北海道産小麦粉100%のもっちり太麺がよく合います。

熱くても冷やしても!

地元の居酒屋『つぼ八』数店舗でも定番メニューとして人気があります。

 

 

 

 

 

●生パスタ(フィットチーネ・タリオリーニ)

 

 

 

 

 

 

 

 

小麦粉の味が強く出る、噛めば噛むほど美味しい麺。

専門店からの評価も高く、リピート間違いなしです。

茹で時間が2分ほどというのも嬉しい特徴です。

きたほなみ使用。

 

 

 

 

●北早生蕎麦

 

 

北海道北竜町で栽培されたキタワセ蕎麦を使用。

北海道は日本一のそば生産地域なんです。

つなぎはもちろん北海道産小麦を使用しています。

 

 

 

 

 

 

後日望月製麺所さんの商品を調理・実食する動画を制作する予定ですので、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年60周年を迎える望月製麺所さんは、元々は和菓子屋さんでした。

和菓子を作るのに小麦粉を使用していた為、小麦を扱うようになりました。

 

30年程前、北海道製麺組合は地産地消の為、地元北海道の小麦粉を使用してうどんを作る活動が盛んになりました。

望月製麺所さんは、当時うどんにしか適していないとされた国産小麦粉をラーメンに使用することを試みました。

当初から国産小麦を100%使用する事にもこだりつつ麺の開発は進められます。

 

 

 

商品として、数々の課題にぶつかりトライアンドエラーを繰り返します。

ミキサーか、湿度か、ローラーが冷えすぎか、、。

時にはローラーに電気毛布を掛けてみたり、出てきた生地を扇風機で冷やすなど、思いついたことは全て試してみたと言います。

 

 

15〜20年くらい前に、安定した麺が出来上がるようになりました。

小麦の特性をわかってきたことと、製粉技術の向上や品種改良によって扱いやすくなったことが要因の一つだと社長は言います。

 

このような経路から輸入小麦にはない、北海道産小麦粉独特の甘みや風味、コリコリした食感を安定して作る事が出来ました。

 

 

 

 

 

今後の望月製麺所さんの活動は

 

・うま味ラーメン(醤油・味噌・塩)のリニューアル

 

・北海道まるごとフェアinサンシャインシティー

 ワールドインポートマート4F 

 10月12日、13、14日

 閻魔焼そばの販売

 

・ライフコーポレーション(関東)

 北海道フェアー 10月上旬

【ほたて塩ラーメン バター付】の販売

 

 

 

 

 

望月製麺所の皆さま、

お忙しい中ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

株式会社 望月製麺所

http://mochizuki-seimen.com

北海道登別市新栄町1番地14

TEL : 0143-85-2236/FAX : 0143-85-3021

 

望月製麺所 公式オンラインショップ

http://mochizuki-seimen.shop

 

 

登別ブランド推進協議会

https://www.noboribetsubrand.jp/enmayakisobainfo/