良いパン作りには熱い心と熱い窯 〜(株)櫛澤電機製作所(横浜県神奈川区)〜 | 【日本の麦の底力】国内産麦 応援ブログ

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こんにちは!

国産麦応援ブログです。

とうとう梅雨入りをしたそうですが、今年もたくさん麦が実りますように!

 

 

 

本日は横浜県神奈川区入江にある【(株)櫛澤電機製作所】さんへ取材に行って参りました。

 

 

今回インタビューを引き受けてくださったのが、澤畠光弘社長です。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

櫛澤電機製作所さんは1953年に創業され、現社長の光弘さんは3代目です。

 

 

 

 

当時の日本でのパン作りとしては、イースト菌を程よく入れて焼き時間を短くし、効率よく生産するのが主流でした。

 

ところがヨーロッパ諸国へ人々が行くようになり、本場のパンを食べる機会が増えてきたことにより、美味しいパンがどんなものなのかが認知されてきました。

 

そこで櫛澤さんは電気窯を製作してきましたが、“手つくりで美味しいパンが食べたい”と思い、薪の石窯製造を始めました。

 

 

 

会社の入り口には最も古い窯が置いてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入り口には他に、昔の文献より復元された古い窯と、家庭用のピザ窯が置いてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

櫛澤さんの窯の中で一番の特徴は炉内に遠赤外線が多く発生する【富士山の溶岩石】を使用していることです。

 

 

※固定タイプの【溶岩窯】

 
※回転タイプ「溶岩窯リールオーブン」

 

 

 

 

 

 

 

 

密度の高い溶岩の熱を利用することによって、遠赤外線放射効率が良くなります。

言葉で言うと少し難しいのですが、澤畠さんが分かりやすく説明してくださった大きな特徴は

・高温(250度)で焼ける→焼き時間(食パン25分)が短い

・水分濃度が高い→日持ちする、パサパサしない

と言うことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

櫛澤さんの窯を使って焼くパンは、小麦の風味もよく出ていて、お客様の中でもとても評判とのことです。

現在日本のパン屋さんで、【溶岩窯】は200台 【溶岩窯リールオーブン】は8台使用されています。

 

 

 

 

 

次に櫛澤さんが試みたのが、小麦の生産です。

 

窯で手作りするパンがこんなに美味しいのなら、小麦も自分で作ったらもっと美味しいパンができるのではないか

と思い、現在は横浜の泉区、山梨の北杜市、神奈川の秦野市にある麦畑さんと提携し、【ぼくらの小麦】を販売しています。

 

 

 

◎「ぼくらの小麦」商標登録されました。

商標登録願提出日:平成 29 年 04 月 03 日 ・数回やり取り後

商標登録査定 :平成 30 年 03 月 02 日

商標登録日:平成 30 年 05 月 18 日

 

※「溶岩窯リールオーブン」も申請中

 

 

 

 

このような活動によって、国の食料自給率を上げる応援をしたいとおっしゃっていました。

目標は高く60%!

 

 

 

 

また櫛澤さんはパン屋さんになりたい方の為の【パン屋さんよろず相談室】と言うのを設けており、色んな方から日々相談を受けているそうです。

※現在は休止中です

 

 

今まで澤畠さんが見てきた中で最もユニークなのが横浜市青葉区にある【パンステージ プロローグ】さんです。

こちらのパン屋さんでは150〜240種ほどのパンが販売されており、櫛澤さんの窯は3台使用されています。

 

プロローグさんの外観はステンドグラスが使用してあり、レストランフロアも広々としていてとても素敵なお店です。

 

 

 

 

 

櫛澤さんは「本物の味を子供たちに伝えることが、私達の仕事です!」と言う信念の元、より良いパン屋さんが増える事を願っています。

 

設備投資を考えているパン屋さんを支援する【ものづくり・商業・サービス
経営力向上補助金】【小規模事業者持続化補助金】【横浜市中小製造業設備等助成金】、
新しくパン屋さんを始めるにあたって、【創業助成金】の相談も受け付けています。

 

 

横浜市の中小製造業設備投資等助成金の相談について詳しくはこちら

http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/shien/seizou/koujyou/setubitoushi.html

 

 

 

 

その他にも【開く会】という社会福祉法人の活動も積極的に行っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

社会福祉サービス事業として、【ファール ニエンテ】というベーカリー&食堂の応援もしています。

こちらは自家製小麦の生産や小麦やレストランで使用する野菜作りを生産しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さまざまな事業に積極的に取り組んでいる櫛澤さんですが、どれもベースになっているのは“パン屋を通して、美味しい麦を味わって欲しい”という熱い気持ちでした。

 

 

 

今後は9月にある地元のパン屋さんたちによるパン祭りなどのイベントを控えているので、また後日アップしていきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 (株)櫛澤電機製作所

http://www.kusizawa.com/Sample3Release/Kusizawa/index.php

横浜市神奈川区入江1丁目32番地6号

tel/fax:045-431-1178/045-431-1121

 

 

 

 

パンステージ プロローグ

http://prologue.opal.ne.jp/shop/plaisir.html

神奈川県横浜市青葉区鉄町1689-1
tel/fax:045-532-9985  無休(夏期、年始のぞく)
テイクアウト7:00〜19:00  

カフェ11:00〜15:00[ラストオーダー]
(金土日祝及び祝前日はディナー営業17:00〜21:00[ラストオーダー]。売り切れの場合閉店します)

 

 

 

ファール ニエンテ

http://www.hirakukaicp.or.jp/farniente/

神奈川県横浜市泉区和泉町1011-1
tel/fax:045-392-3225/045-392-8020

 

 

 

 

 

 

 

 

 MOBAC SHOW2019

 2019年2月20日(水)〜23日(土)4日間

午前10時〜午後5時

 幕張メッセ・国際展示場 4・5・6・7・8ホール

 千葉県美浜区中瀬2-1

入場料 1,000円

主催:日本製パン製菓機械工業会

 

 
 
 

2018 新麦のご案内にもぼくらの小麦が載っています。