『日本の神様カルタ』に登場される神様を簡単解説。

41柱目は

「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)」神武天皇です。



ウガヤフキアエズと海神の娘タマヨリヒメの第四子。

はじめ日向にあって阿比良売と結婚する。

その後、五瀬(いつせ)命ら兄弟と合議して、天下を平定するため東征に出る。

一行は筑紫、豊国、安芸、吉備と進み、難破に至ったが上陸は成功せず、海路を通って熊野に入ることにした。

この間、各地の部族を次々と服属させる一方、戦いで兄弟の五瀬命が死に、稲氷命、御毛沼命も海中や常世へ去り、一人残る。


熊野山では荒ぶる神の毒気にあたり、全軍が気絶したところを、アマテラスとタケミカヅチの意を受けた高倉下(たかくらじ)に救われ、タケミカヅチが贈った天下平定の剣(フツノミタマ)で荒ぶる神を斬り倒す。


道に迷うと派遣されたヤタガラスの導きで吉野に至り、国つ神に迎えられる。

大和地方の土着部族と服属交渉を行う。

最後に天降りした天神の子として土着民を服属させていた邇芸速日(にぎはやひ)命と会見し、服属させ東征を完成し、橿原宮で即位する。


古事記によれば137歳、日本書紀によれば127歳で橿原宮に没し、畝傍山(うねびやま)の北に葬られた。

          (神道事典より)


【ご利益】


開運、招福、勝利・勝負運、長寿・健康



【お祀りされている神社】


⛩️橿原神宮 (奈良県橿原市)

⛩️御嶽(みたけ)神社 (東京都豊島区)

⛩️高部屋神社 (神奈川県伊勢原市)

⛩️石楯尾(いわたてお)神社 (神奈川県相模原市)

⛩️宮﨑神宮 (宮崎県宮崎市)

⛩️狭野神社(宮崎県西諸県郡)



【ひとりごと】


なんと言っても初代天皇であるので日本人としては、ぜひ知っておいた方が良い神様ですね。


海神の娘、トヨタマヒメ(神武天皇の母であるタマヨリヒメの姉)は出産時、鮫の姿でした。

古代は人間の姿から動物の姿に変身できる存在もいたようです。

これは日本に限ったことではなく、世界中の伝説でもありますね。

海神の血を引く「神倭伊波礼毘古命」はハイブリッドの存在。

今の人間の能力を超えたものがあったと思われます。

軽く100歳超えの寿命もわかる氣がします。



【コラボイラスト】


天皇家にゆかりのある方や神職さんにも出ました。✨



『日本の神様カルタ』について