『日本の神様カルタ』
に登場される神様を簡単解説。
32番目は
「少彦名神(すくなひこなのかみ)」
オオナムチとともに国作りをする神。
『古事記』では親神カミムスヒ、『日本書紀』ではタカミムスヒの指の間からこぼれ落ちた神で、海上より天之羅摩舩(あめのかがみのふね)に乗りて、小鳥の皮を着て現れる。
ほとんどの場合、オオナムチと一対で登場し、二神協力して農耕や医療を始める。
その後熊野の御碕から、あるいは淡嶋で粟茎にのぼり弾かれて常世郷へ渡ったとされる。
穀霊的神格と同時に常世神的性格を併せ持つ神。
(神道事典より)
【ご利益】
病気平癒、健康祈願、家内安全
【お祀りされている神社】
⛩️北海道神宮 (札幌市中央区)
⛩️酒列磯前神社 (茨城県ひたちなか市)⛩️大洗磯前神社 (茨城県茨城郡)
⛩️神田明神 (東京都千代田区)
⛩️五条天神社 (京都市下京区)
⛩️沙沙貴神社 (滋賀県近江八幡市)
⛩️少彦名神社 (大阪市中央区)
⛩️少彦名神社 (岡山県井原市)
【ひとりごと】
少彦名神がおられなかったら、大国主神は国造りが困難であっただろう。
各地で産業の振興を導き、医療、穀物、温泉、酒造を行う。
海の彼方から来て、海の彼方の常世国に去る。
役目を終えるとサッと帰っていく。
身体が一寸法師のように小さくても、とてもパワフルなヒーローのような神様である。✨
【コラボイラスト】