に登場される神様を簡単解説。
29番目は
「大国主神 おおくにぬしのかみ」
別名
大穴牟遅神(おおなむじのかみ)
葦原色許男神(あしはらしこのおのかみ)
八千矛神(やちほこのかみ)
宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)
など、異称が多いが、オオクニヌシはそれらの神格を統合して付けられた名であり、葦原中国の主を表す。
意地悪な兄神たちと稲葉(因幡)国の八上比売に求婚に行く途中、鰐に皮を剥がれた兎を助けた。
八上比売がオオクニヌシを選んだことを恨んだ兄神たちに二度も殺されるが、母神の助けにより根国(ねのくに)に脱出した。
根国の主スサノオが課すさまざまな試練を、スサノオの娘のスセリビメの助力を得て克服し、神宝の剣・弓矢・琴を持ち出し、ヒメを連れて帰還した。
神宝の力で兄神たちを討ち破り、葦原中国の主となり、スクナヒコナと協力して、国土経営の事業をした。
スクナヒコナが去ってからはオオモノヌシを大和の三輪に祀って国作りをした。
葦原中国平定の命を帯びて天降ったタケミカヅチに国譲りをして、幽界に隠れた。
また中世以降、大黒天と集合した。
出雲大社などの祭神。
【ご利益】
縁結び、家庭円満、商売繁盛
【お祀りされている神社】
⛩️出雲大社 (島根県出雲市)
⛩️大前(おおさき)神社 (栃木県真岡市)
⛩️氷川神社 (埼玉県さいたま市)
⛩️大國主神社敷津松之宮 (大阪府大阪市)
⛩️大洗磯前神社 (茨城県大洗町)
⛩️岩上神社 (岡山県赤磐市)
⛩️備前國総社宮 (岡山県岡山市中区)
【ひとりごと】
出雲神話の中心的な神なので、オオクニヌシに関わるストーリーはものすごく多い。
男前で、優しく、度量が大きい。
モテないわけがない。
本妻は「須勢理毘売命」だが、他にも妻は多数おられる。
国造りの為の政略結婚的なものだと思われる。
私は「出雲大社」に参拝すると、ハートが広がる感覚がする。
オオクニヌシのエネルギーって、そんな感じではないのかな。
【コラボイラスト】