『日本の神様カルタ』

に登場される神様を簡単解説。

26番目は

「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」



岩戸に籠ったアマテラスを出現させるために俳優(わざおぎ)した神。
天孫降臨には五伴緒(いつとものお)として従い、猿女君(さるめのきみ)の祖神となる。
岩戸の前で柳などの植物を身にまとい、衣装を乱し胸や陰部を露出させ、伏せ桶を踏みとどろかすなど「神がかり」して遊んだため、神々の歓声を誘い、ついにアマテラスも岩戸を開いた。

俳優の起源、芸能の神としての役割のほかに、未知の神(サルタヒコ)との交渉役としても活躍している。

役目を終えたサルタヒコを伊勢の鎮座地まで送り、サルタヒコにちなんで猿女君の名を負って天孫に奉仕することになった。

ウズメの神性は力による対立や恐怖に対し、笑いや融和の優位を示したところにある。

        (神道事典より)

【ご利益】

夫婦円満、縁結び、諸願成就、舞踊・ダンス上達



【お祀りされている神社】


⛩️戸隠神社・火之御子社(長野県長野市)

⛩️烏森神社(東京都港区)

⛩️御園神社(東京都大田区)

⛩️椿岸神社・椿大神社境内(三重県鈴鹿市)

⛩️佐瑠女神社・猿田彦神社境内(三重県伊勢市)

⛩️大田神社(京都市北区)

⛩️芸能神社・車折神社末社(京都市右京区)

⛩️女嶽神社(長崎県壱岐市)



【ひとりごと】

アマテラスとタカミムスヒに「手弱女(たおやめ)であるが、敵対する神に面勝神(おもかつかみ)である」と評された通り、サルタヒコの怪異な容貌にも恐れず、交渉したとのこと。


(面勝とは…

人に面と向かって気おくれしない。人に対して恥じたり恐れたりしないこと。)


日本の外務大臣になってほしい。



【コラボイラスト】

実に多い。
パワフルな人、芸に秀でた人、色気のある人、もっと自分を解放したら良い人に出た傾向。




『日本の神様カルタ』について