『日本の神様カルタ』に登場される神様を簡単解説。

22番目は

「伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)」



鏡作の祖とされる。
天抜戸(あまのぬかと)命の子。
天岩屋の神事において、オモイカネの命により、鹿の皮でふいごを作り、天香山(あまのかぐやま)の金を採って鏡を鋳造した。

『古語拾遺』は、このとき最初に鋳た鏡は不満足な出来で紀伊国の日前(ひのくま)神宮の神鏡となり、二回目の鏡は美麗で伊勢神宮の神鏡となったとする。
そのため、日前神宮に祭祀された。
また天孫降臨の際も、五部神の一つとして随伴し、祭器である冶金(やきん)の職掌を司った。
          (神道事典より)

【ご利益】
鍛冶、金工、石工の神、産業開発、技術向上


【お祀りされている神社】
⛩️荒石比古神社 (石川県七尾市)
⛩️鞴(ふいご)神社 (大阪市天王寺)
⛩️鏡作坐天照御魂神社
(奈良県磯城郡)
⛩️日前神宮・国懸神宮 (和歌山県和歌山市)
⛩️中山神社 (岡山県津山市)
⛩️岩山神社 (岡山県新見市)


【ひとりごと】
天岩戸開きの時、天照大御神は鏡に映った自分の顔を見られ、どう思われただろう?

時々じっくり鏡で自身の「顔つき」を見てみるといい。
どんな表情?
心や生き方が顔に出ていると思う。

鏡で自分を見た時と他人が見た時とでは違うんだよね。
鏡映反転って、おもしろいと思う。
反転しない鏡もあるみたいだけど、脳が反転に慣れているから、どんな感じでしょうね。


【コラボイラスト】



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